2020年10月28日水曜日

旅のソネット 倉藤理大君歌唱の動画YouTube公開


  『旅のソネット』全七曲は、いままでにも、何人もの歌い手たちによって、さまざまな形で演奏されてきたが、最近、バリトンの倉藤理大君が、清水マリナート小ホールでのリサイタルにおいて、全曲通して、見事な演奏を聞かせてくれた。
 このほど、その録音が送られてきたのを機会に、これに、さまざまな風景写真を番わせて、歌詩を字幕で表示した動画を作成してみた。これを作ってくれたのは、わが秘書の井上君である。こういうふうに旅の風景写真といっしょに聞くと、また旅情を誘われることも一段で、倉藤君の透明な美しい歌唱もさらに引き立って聞こえるような気がする。
 下記のとおりのURLでYouTubeにアップした動画をご覧いただけるので、ぜひ訪れてみていただきたいと冀うばかりである。
 (ちょっと手直しして、ヴァージョンアップしました)


『旅のソネット』 Ver.2

2020年10月26日月曜日

安納芋の収穫


 去る、梅雨時のころに、安納芋を買ったところ、 ちょっと余ってしまった。
 そこで、何年か前にもやって大成功であったことを思い出して、空いていたプランターに種芋として植えた。そしたら、たちまちニョキニョキと芽が出て蔓が伸びて、こんもりと葉が茂った。それゆえ、日当たりの良いところに置いて、ときどき水をやって育てていたところ、酷暑の夏も過ぎ、秋になり、はや初冬に近づいてきた。
 そこで、きょう、孫どもがやってきたのを機会に、これをほりおこし、孫たち全員で芋掘りをしてもらった。一つ一つは小さいけれど、なりは立派なサツマイモで、さてこれが実際にどんな味になっていのか、しばらく乾燥させてから、石焼き芋釜で焼いてみようかと思っている。甘いだろうなあ、きっと。孫どもといっしょに食べるのが楽しみである。

2020年10月14日水曜日

オペラ源氏物語 MABOROSI 30分版


 

 昨日ご紹介した、『MABOROSI』の30分のダイジェスト版というものも出来上がってきたので、YouTubeにアップしておいた。

 ここに載せるには、あまりに巨大なサイズのファイルなので、これはYouTubeのほうでご覧いただくほうがよいと思う。

 https://youtu.be/ia-H-Ea_VdA

 このURLで、三十分版もご覧いただけるようにしてあるので、ぜひご一見のほど。

 

2020年10月13日火曜日

『MABOROSI 』オペラ源氏物語


  もう六年ほど前になるが、山梨県のコラニーホールで初演された、オペラ源氏物語『MABOROSI』のダイジェスト動画15分版が出来た。私が台本を書き、二宮玲子さんが作曲した作品だが、二宮さんの音楽は、過度に現代的ではなくて、日本語の台本を大切に作曲してくださっているので、日本人の心に素直に訴えてくる作品になったと自負している。

 もともとが山梨県のホールからの委嘱だったこともあり、今のところ東京などでの再演を果たしていないが、見て下されば必ず楽しんでいただける作品だという思いがあり、このたびあらたにデモ動画を作ってYouTubeにアップしたところである。どうか、皆さま、ぜひ一度この作品のサワリというべきところを、ご一瞥のほどお願い申しあげる。

2020年10月4日日曜日

日光へ孫どもを引率して

 GO-TOキャンペーンの東京解禁を待って、恒例の孫ども教育旅行に行ってきた。昨年は長男のタイタスだけを連れて行き、毎年満十歳になったら、一人ずつ連れて行くという予定だったのだが、もう面倒だから全員一緒に行こうということになって、娘夫婦と四人の孫どもを同行、日光全域の歴史的遺物や景観を見学してきた。まずは日光街道杉並木。これは日光域の入り口にあたり、このすぐわきに江連家住宅と、報徳庵という蕎麦屋がある。日本蕎麦はあまり食べないアメリカ孫どもだが、これも教育の一環として問答無用でたべさせた。杉並木は、亭々と古木が茂って、いつみても美しい。

 次に、大正天皇の夏の御別邸であった、田母澤御用邸を見学。これは廃虚のようになっていた御用邸を近年レストアして一般に公開したもので、紀州徳川家の中屋敷が一部移築されていて、まことに美しい。上の写真は、見事に造形された別邸の庭を、次男のエイサと三男のサイラスが、感慨深げに眺めているところ。

東照宮、輪王寺、宝物殿、と巡ってのち、華厳の滝を見物し、シェ・ホシノというフランス料理店で昼食休憩。さらに中禅寺湖に添って、林間の歩道を歩き、イギリス大使の夏の別邸を見物。アーネスト・サトウの時代の別邸というが、いまはすっかりリニューアルして美しくなっている。
 この別邸のテラスに座って、眼前の中禅寺湖を眺めていると、イギリスの湖水地方の景色が彷彿としてくる。その意味で、イギリス人にとっては、なんだか故山に向っているような、錯覚を覚えたかも知れぬ。気候や温度などもイギリスの夏に近いのだ。


  ついでに、おとなりのイタリア大使館夏別邸も見学。こちらは昔ながらの建物で、ラテン的なテイストが横溢し、イギリスに比べるとどこか享楽的である。
 かくて、今年の日光見学旅行がおわり、くたくたになって帰ってきたしだいである。