2021年4月10日土曜日

日本たんぽぽ


  春は野草の花も満開になって、歩いている人の目を楽しませてくれる。小金井あたりは、まだまだ自然も多く残っているので、タンポポも珍しくはないが、稀に白い花のタンポポにも遭遇することがある。去年は、自宅のすぐ近くの路傍で、その白いタンポポを発見して写真にも撮ったけれど、今年見たら、そのところはすっかり草が刈られてしまっていて、再び見ることができなかったのはすこぶる残念。
 ところが、きょうまた、歩行運動中に、小金井市内の某所で、これはめずらしい在来種のニホンタンポポに巡り合うことができたのは、非常に嬉しいことであった。見たところは一般的な外来種のセイヨウタンポポとあまり変りはないのだが、ただ花の下の萼のところが、爪のように反り返っている外来種に対して、すらっと花を包んで反り返らないのがニホンタンポポで、気を付けて見ているが、今ではほんとうに少なくなってしまっている。それゆえ、きょうは、良いものを見た、と嬉しくなった。