2008年11月9日日曜日

幼き日

この写真は、たぶん私が四つか、そのくらいの幼児だったころに撮
影されたものと思われる。右側にちょっと手だけが写っているの
は、母か、いや、手の年齢の感じからして母方の祖母かもしれな
い。当時、母の弟、つまり私の叔父は毎日新聞社のカメラマンだっ
たので、こういう写真を多く撮影して残してくれた。プロの写真だ
からたいてい良く撮れている。これは、おそらく、なにか字を教
わっているところのスナップであろうと思われる。私は、ごく幼い
頃から文字とか言葉とかに、とても興味のある子どもだったらし
い。それで、なにか字が書いてあれば、それは何という字かという
ことを聞かずにはいられなかった。電車に乗っていると、駅に停ま
る度に、その駅名の漢字を読んでは憶えていった。だから、私は小
学校に上がる頃には、ずいぶん漢字が読めたので、小学一年のとき
に、ひらがなから教わるということは、堪え難い退屈であった記憶
がある。いわゆる三つ子の魂というもので、今はその言葉をなりわ
いとするようになった。その代わり、数字にはてんで弱くて、計算
は不得意中の不得意。算数の応用問題なども、からっきり理解しな
かった。このあたりも三つ子の魂で、いまもって数字は年中間違える。