2011年6月10日金曜日

グリーンカーテン

 さあ、いよいよ夏がやってくる。この酷暑の季節を、なんとか節電しつつ乗り切るためには、あらゆる智恵を使わなくてはならぬ。そのために、まず、私は家中ほとんどの電球をLEDに換えてしまった。ただ、メインの居間の天井付けのライトだけは、蛍光灯なのでなかなかLEDには変更しがたく、しかし、このシーリングライトがたいそう発熱してたださえ暑い部屋を非常に暑くしている。そこでそのプラスチックのカバーを外して裸電球状態にしたら、熱がこもらなくなって明らかに涼しくなった。しかも四つある円形蛍光ランプのうち二つをはずしてしまったが、それで、カバーがないから充分に明るい。これでさらに節電と同時に室温を下げることに成功した。このために冷房が節約できる。このカバーつきの天井燈などは、まことによろしくないもので、見た目は格好悪いけれど、当面裸電球状態で暮す事にした。いずれ蛍光灯対応のLEDがもっと1/5位に値下がりしたら(現状は一本一万円くらい)それも考慮する。もっとも器具全体をLEDのそれに交換すべく電気屋さんに頼んでいるのだが、もう何ヶ月も来てくれない。どうやら電気工事に忙殺されているらしい。さらに、冷房に換えて、シャープの冷風除湿器というものを試験的に導入することにした。また、ベランダには、ゴーヤのグリーンカーテンを設けるべく、おおいに汗を流し骨を折ってこれを設置した。このゴーヤは恐ろしいほどのスピードで生長するので、見ていて大変に楽しい。
 こうして、あらゆる努力をしてすでに15%程度の節電は実現していると思う。このように私どもは充分な智恵を使って節電できるので、原発だけはどうしても完全廃止に向けて舵を切ってもらわなくてはならぬ。すでに欧州をはじめとして、世界は脱原発に向けて粛々と動き出している。それをいろいろな危機意識など煽って原発を維持推進しようとしているのは、要するに政界と官僚世界の利権の亡者たちの既得権益保持と自己保身のための企みにほかならぬ。心なき政治家たち、また喪志の官僚たちよ、よろしいか、私ども国民の志と智恵をばかにしてはなるまいぞ。やがて手痛いしっぺ返しを食うことになることを、よくよく肝に銘じておくがよい。