2014年7月22日火曜日

信濃大町合宿


またまた長らく更新をサボっておりまして申し訳ありません。
実は、白州の家はすでに売却し、いまは五十年の昔から父の作った別荘のあった(そしてそこで私どもはみな夏を過ごしてきた)信濃大町の別荘村に帰ることにしたのである。ここは標高800メートル弱くらいのところだが、冷涼な高瀬川河岸段丘の緑陰で、軽井沢程度の涼しさに恵まれている。
今年の夏からは、こちらに隠遁して新しい本を書くことにしたのである。
その大町の山荘に、金沢からテノール歌手でもある北山吉明医師夫妻、またいつもお世話になるピアニストの五味こずえ君を迎えて、来年5月20日に開催予定の、第二回金沢コンサートのための練習合宿をした。
合宿といっても、お客人たちは近在のホテル等に宿泊して、拙宅では練習に励んだ。来年はまた新曲をあれこれ出そうというので、大張り切りである。
帰りがけに、信濃大町名物として良く知られた昭和軒のソースカツ丼をみなで食べに行った。いまはこの店も二代目になり、先代の女将さんが作っていた時分のそれとはずいぶん風情も変わったけれど、名代のカツ丼ソースは健在で、このたっぷりのボリュームといい、あっさりと揚がった風味といい、美味しさは相変わらずであるところが嬉しい。
かくて楽しい大町声楽合宿も無事終了。これから私は新著の書き下ろしに入る予定である。
写真、前列左から、北山夫人、五味君、私の妻、後列北山先生と私。