2014年8月7日木曜日

勉強中

またもや、信濃大町の山荘にやってきた。
こんどは、東京の猛暑酷暑と、孫どもの喧騒から逃れて(さすがに、孫の相手ばかりはしていられなくなった)信濃大町の山荘に避暑かたがた、たまった仕事を集中して片付けようというつもりである。
きのう、東京を発ったときには、小金井あたりは36度ほどにもなる酷暑で、それが甲府あたりでは38度ちかくなり、さらに松本でさえ34度という、ともかく暑い暑いドライブであった。
それが安曇野に入ると、車載の外気温計の数値はするすると下がり続け、信濃大町に近づくころにはとうとう30度を下回り、高瀬川渓谷沿いの山居に近づくと、あれよあれよという間に気温は26度まで下がった。それが午後三時ころであるから、夕方にはまたたく間に22度、そして夜は20度まで下がったので、昨日の夜は久しぶりに冷房なしの自然の冷気のなかでぐっすりと休んだ。
冷房のなかで寝ると目が覚めたときにまことに気分が悪い。といって、冷房なしではとても寝られるものではない。小金井あたりは内陸で海が遠い分、熱帯夜の寝苦しさもひとしおだからだ。真夜中になっても30度なんてのは、我慢の限界を超え、冷房をつけないのはむしろ命知らずというものである。
というわけで、自ら「翠風居(すいふうきょ)」と名づけたささやかな山居に一人籠城して、きょうは書評を頼まれた本などを朝からずっと読んでいる。
こういう涼しさの中では、読書もまた快読という気分で進捗していく。