2018年5月21日月曜日

女子高三十期同窓会



 かねて何度もここに書いたとおり、私は教師としてのキャリアを、慶應義塾女子高校の非常勤講師として出発した。最初は25歳の時であった。それから六年間教壇に立って、31歳の三月にこの学窓を去ったが、その最後の教え子たちが三十期という学年である。きのうはその、第三十期の教え子たちが、同窓会を催すについて、私にも顔を出すようにと招いてくれたので、懐かしい思いで出かけていった。卒業からもう四十年も経つのであるが、みな若々しく溌剌としていて、各界で活躍している人が多い。先生たちは、亡くなった方も多く、きのうは私も入れて五人だけの参加であったけれど、いずれどなたもお変りなく、お元気そうであった。この同窓会は、酒を痛飲して悪ふざけをする者もなく、高校生時代の学校内の様子を抱腹絶倒の小説仕立てにした作品(高校二年のときに書かれたものの由)を朗読して大笑いしたり、この学校の特色であるリトミックの授業を再現して、みな一汗かいたり、じつに高雅といおうか、上品といおうか、参加していてこれほど楽しい同窓会はちょっと比類がなかった。写真は、その集合写真で、会場はセルリアンタワー東急ホテルのボールルーム。よい一時を女子高の諸君、ありがとう!