11月14日、午後七時から、恒例の紀尾井町サロンを会場として、われらがデュオ・ドットラーレの演奏会『命短し、恋せよオヤヂ!』を開催した。
去年の夏から苦しまされた喘息からの脱却と、すっかり痛めてしまった声の回復のための声帯リハビリに力を尽して、どうにかこの本番に間に合わせて声を回復することができたのは、まさに薄氷の思いであった。
北山先生は、絶好調いつものとおりで、羨ましいことであった。
プログラムは、次のとおり。
第一部(K=北山、H=林、無印は二重唱)
ゴンドラの唄 吉井勇作詩 中山晋平作曲
洒落男 キャバレロ作詩 坂井透日本語詞 F・クルミット作曲 K
君帰る日は レ・ペーラ作詩 林 望 訳詩 C・ガルデル作曲 H
こいつぁだめさ レ・ペーラ作詩 林 望 訳詩 C・ガルデル作曲 K
君といつまでも 岩谷時子作詩 弾 厚作作曲
Man is
for the woman made
P.A.モットー作詩 H.パーセル作曲 ブリテン編曲 H
P.A.モットー作詩 H.パーセル作曲 ブリテン編曲 H
I
attempt from love’s sickness to fly
ドライデン&ハワード作詩 H.パーセル作曲 ブリテン編曲 H
ドライデン&ハワード作詩 H.パーセル作曲 ブリテン編曲 H
禁じられた歌 フリック・フロック作詩 S. ガスタルドン作曲 K
Silent
Noon D.G.ロセッティ作詩 R. ヴォーン=ウイリアムズ作曲 H
カタリ・カタリ R.コルディフェッロ作詩 S.カルディッロ作曲 K
第二部
組歌曲『旅のソネット』 男声二重唱版
林 望作詩 二宮玲子作曲・編曲
1 旅立とう 二重唱
2 一つの時代 北山
3 行き止まる 林
4 紫雲英田の道を 北山
5 花火 林
6 和尚さん 北山
7 八甲田 二重唱
このほかにアンコールとして『白いブランコ』『アロハオエ』いずれも二重唱で演奏した。たのしい演奏会であった。写真は、左から林、井谷佳代さん(pf)、そして北山ドクター。さあ、来年はどういうプログラムにしようかと、すでにもう考え始めている。