2009年7月11日土曜日

かなしみのそうち

きょうは、滝野川会館というところで、東京芸術大学付属高校の生
徒たちによる、アカンサスコンサートという催しがあり、そこでは
校内の演奏会で選ばれた演奏者たちが、それぞれの楽曲(今回はア
ンサンブルのみ)を披露した。そのなかに、朗読と歌とピアノとフ
ルートのための組曲『かなしみのそうち』が演奏されたので、作詩
者として聴きに行ってきた。もっとも単に作詩者としてというだけ
ではなくて、彼女たちが練習するに当って、さまざまなアドバイス
をしたというご縁もある。演奏はほんとうに完成度が高くて、素晴
らしかったが、同時にまた若々しく情熱的で真摯な演奏態度がとて
も好感された。演奏が終ったとき、私の後ろの席の人たちが
「あ〜、すてきねえ」と感に堪えたように漏らしたが、それはまっ
たくその通りだと思った。写真左から、ピアノの新納(にいろ)
君、ソプラノ斉藤君、朗読青柿君、私、フルート岡田君、そして作
曲者の上田真樹君。