2010年9月20日月曜日

放射線医学と源氏物語

 だんだん秋らしい感じになってきた。けれども今年は、一日二日涼しい秋日があると、すぐにまた蒸し暑さが戻る。やはり正常な季節の推移ではない。
 きのうもずいぶん暑かったが、横浜で開催中の日本放射線医学会大会で、特別講演を頼まれて源氏物語の話をしてきた。学会は、この写真のパシフィコで開かれ、その大ホールで話をした。来聴のお医者さんたちも、放射線医学とは毫も関係のない源氏物語の話には、ちょっと面食らったかもしれない。どうしてそんなところで講演をすることになったかというと、私の息子が放射線医で、今回の学会はその息子の指導教授にあたる先生が主催責任者であったからだ。学会といっても、医学の学会は、文学の学会とは大違いで、製薬会社などのスポンサーもたくさん賛助してそれは盛大なもの、はじめて医学の学会に足を踏み入れたが、文学のそれとは天地雲泥の違いがあって、なにかとびっくり。それなりに面白い経験であった。