2011年5月3日火曜日
音楽仲間
昨日は良い一日だった。ずっといっしょに音楽をやってきた仲間が集まってくれて、久しぶりに思う存分に歌を歌った。独唱、重唱、とくにまた勝又晃君とのデュエット「デュオ・アミーチ」での二重唱、いつの間にか歌いっぱなしで二時間もたっていた。ここ一ヶ月余り、花粉の影響やら大地震・原発の憂鬱やらで、ずっと気管支の調子が悪く、日々慢性気管支炎の状態が続いて、声もかすれてしまって出ないし、意気消沈して過していたのだが、昨日思いきって音楽三昧に過したところ、その終わった直後にはさすがに声帯が疲れて掠れ気味であったにもかかわらず、今朝になってみたら、気管支の不調は嘘のように消えうせ、楽々と声が出るようになって、私は一ヶ月ぶりに愁眉を開いた。音楽というのは、いかなる薬よりも、しばしばこうして著効をしめすのである。そういう経験はこれが三度目だが、今回のはほんとうに嬉しい、劇的な変化であった。写真は、私のオフィスで撮影したものだが、前列右がピアニストの五味こずえ君、左がソプラノの岡村由美子さん(勝又夫人)、後列右は私の舎弟分で海陽学園教諭の川本真雄君、左が我が師であり相棒であり良き友でもあるテノールの勝又晃君。