2011年5月21日土曜日

世紀末の愛を歌う

 きのう、19日の夜、サントリー小ホールで開催された、二期会の連続演奏会のうちの『世紀末の愛を歌う』というコンサートに、コンサートトークのお役で出演してきた。このコンサートの企画は芸大名誉教授嶺貞子さんで、ご自身はトスティのナンバーを情緒纏綿と歌われた。
 写真は、終演後に楽屋で撮影した出演者全員の集合写真。
 私は「世紀末とはどういう時代であったか」ということを、音楽に限らず、美術工芸や建築や文学などにわたる、汎ヨーロッパ的芸術運動と社会的背景ということでお話しした。わずか十五分の短いトークで意を尽さぬところがあったのが残念だけれど、もとより私のトークは刺身のツマというものゆえ、聴衆の皆さんには、どうでもよかったかもしれない。呵呵。写真左から、テノール松原友さん、アルト伊原直子さん、私、ソプラノ嶺貞子さん、メゾソプラノ森永朝子さん、バリトン宮本益光さん、ピアノ山岸茂人さん。