先週末、福岡へ講演に行ってきた。九州市民大学という催しの講師として行って、古典文学のことを話した。1500人も収容できる大ホールが満席になっていたのはびっくりしたが、みな熱心に聞いてくださったことに感謝したい。
その日は時間が遅くてもう帰京するすべもなかったので、そのまま博多にもう一泊し、翌日の日曜日に糸島半島から唐津あたりを逍遥して、秋らしい風景に際会し、また素敵に新鮮なイカの刺身を食べた。
上の写真は、糸島志摩の鹿家(しかか)という在所の秋の田の風景で、いまどきはいくらか珍しくなりつつある、ハサ掛けした稲束が美しかった。コスモスが花盛りであった。
下の写真は、唐津浜玉というところの「おさかな村」という市場の二階にある食堂で、「活き烏賊トッピング丼」というのを食べたので、撮影してみた。イカが、ピカピカと透き通っていて、実に新鮮。今の今まで活きていたイカでないと、こういうふうにはならぬ。ああ、おいしかった。