2015年1月3日土曜日

2015年新春のご挨拶


 まずは、

 新年あけましておめでとうございます。

 またもや、超過密スケジュールに追いまくられているうちに、すっかりアップデートをサボっておりまして、申し訳ありませんでした。
 おかげさまで、無事越年いたし、元気にお正月を過ごしています。
 ことしは、なにはともあれ、『活訳平家物語』の執筆と刊行に明け暮れるという予定で、現在もその書き下ろしに邁進しております。たぶん、4月には第一巻が刊行できるだろうと考えていますが、なにぶんともまだ書き上がっておりませんので、これからねじり鉢巻というところです。
 そんなわけで、みなさまご恒例の、アカシロ歌合戦とやらいう番組も一切見ることなく(しかし、見たくもないねえ、あんな馬鹿らしい番組は)ひたすら書斎に籠城して平家物語と対話するうちに年が明けました。
 正月元旦といっても、今は何もせず、ただ何もなくてもつまらないので、今年はオイシックスという会社からお節セット(ただし冷凍で届く)を取り寄せて、アメリカ人の婿殿に日本のお節料理とはなにかを味わわせるセレモニーだけはいたしました。上の写真がそのお節三段重のセットで、ほんのお印ばかりの量の、しかしおびただしい種類のおせち料理が詰めあわされています。コチコチに凍った冷凍便で届くので、大晦日から解凍を試みたのですが、解けず、結局電子レンジでチンするというお粗末。ただし、自分では、鶏ガラ鰹出汁の林家伝統の雑煮だけは作りました。
 むかし両親の健在であった時分には、兄弟眷属みな料理など持ち寄って盛大に賑やかに正月を祝い、お正月は楽しい思い出となっていますが、今はまったく様変わりです。林家では、「芋玉」というのと、「黒豆」は、必ず作るお節料理だったのですが、今年はそれも作らずに終わりました。
 元旦は、ひたすらひたすら年賀状の返事書きに明け暮れて、他のことはなにもできません。
 これであっという間にお正月も終わり、松も取れ、また忙しく暮らしているうちに、一年など、瞬く間に過ぎるのでありましょう。年々歳々時間の進みは早くなるような気がします。
 今年は5月20日に金沢アートホールで、北山吉明先生(外科医でテノール歌手)と二回目のジョイント・チャリティ・コンサートを開催の予定で、そのための練習などにこれから本腰を入れます。今年は戦後七十年にちなんで、「戦前の歌、戦後の歌」というテーマで、童謡・歌謡曲・歌曲さまざま熱唱いたします。
 ともあれ、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。