2017年1月12日木曜日

新年の御挨拶


 ややおくればせながら、あけましておめでとうございます。
 この年末年始は、例によってひたすら仕事をしておりました。おかげさまで無事越年いたし、本も二冊つつがなく書き上げた次第です。
 これから『謹訳源氏物語』の文庫化のための校正にとりかかりますが、その間もひっきりなしに原稿の締め切りやら、講演の準備やらが続くので、なかなか休む日がありません。
 さるなかにも、毎日午後三時になると、お茶の時間となりますが、最近出色のお茶菓子として愛好しているのが、写真の、青木屋の「蒸かし酒まんじゅう」であります。これは多摩の銘酒沢の井の酒粕と清酒を加えて作られていて、これがじつによい香りがします。酒を使ってあるといっても充分蒸かしてあるので、アルコール分は完全に飛んでいて、私でも安全に、おいしくいただけます。アンコも上品、ふんわりと柔らかで、まことに結構しごく。だまっていると三つくらい食べたくなるので、一生懸命我慢をしているというところです。
 ただしこのまんじゅうは正月限定で、今月末までしか販売されないので、せいぜい食べられるうちに食べようと思っているところであります。