2017年3月13日月曜日
伊東へ
3月の9日・10日の一泊二日で、伊豆は伊東温泉へ春の旅行に行ってきた。むかし、私がまだ学校の先生をしていた時分には、春休みには必ず伊豆へ家族旅行をしたので、そのことをちょっと思い出して、久しぶりに思い立ったのである。
いや、ほんとうは、夫婦二人で骨休めにでも行こうかという計画だったのだが、娘一家もぜひ一緒に行きたいというので、急遽総勢八人の大旅行となってしまった。幸いに、宿は無事部屋が取れて、アメリカ孫たちも、初めての温泉旅館に宿るという経験をした。伊東温泉の「風の薫」という海沿いの旅館で、どの部屋にも露天風呂温泉が設備されているというのが売り物の、なかなか良い宿であった。写真はそのベランダに設置された温泉露天風呂で、孫どもはまったく初めての経験ゆえ、大騒ぎで楽しんだ。もともと温泉は大町の家のほうで慣れているので、じつはみんな温泉好きなのである。
とはいえしかし、おりしも春の嵐と言うべき、恐ろしいほどの強風が吹き荒れていて、いや、私もこの露天風呂に入るは入ったが、その北風は轟々と激烈に吹き来たり、体は温かいが、顔と頭はまるで冷凍にでもなっているような、とんでもない体感であった。なかなかうまくは行かぬものである。
翌日は、熱川温泉近くまで足を伸ばして、太田農園というところで苺狩りをした。これまた孫息子たちには初めての経験で、とくに長男のタイタスは大の苺好きとあって、まるで夢のような一時を過ごしたというわけであった。この農園の苺ハウスでは、二種類の苺が栽培されていたが、いずれも、驚くほど大粒で、つやつやとして、しかも糖度も薫りも申し分なく、そりゃもう「元を取る」意気込みでどんどん食べて、すっかり苺で腹を膨らしたのである。
そのあとは、そこの近くの、有名な「バナナワニ園」を探訪し、孫ボーイズは、これまた数え切れないほどの各種ワニを興味津々で眺めていたのは、良い勉強になった。写真は、そのワニ園で、三人揃ってワニを見物しては、なにかと評定しているボーイズ。
まあ、孫をつれての旅行は大変だけれど、お行儀もよく気持ちの良い子供たちなので、引き連れていくのはやはり楽しかった。さすがにちょっと疲れたけれどね。