ここ数日、尿管結石の除去手術のため、入院しておりました。これは、全身麻酔下で、尿道から内視鏡を入れて、レーザーで結石を破砕するという手術で、いまの結石治療の標準となっている術式です。幸いに、手術はうまくいって無事石は取り除かれましたが、その手術に際しては、酸素吸入などの管理の都合上、どうしてもヒゲを剃って下さいと頼まれ、泣く泣く三十年ぶりにヒゲを落としました。いやなに、また立てますがね。
どうもヒゲを落とすと、すこし若く見えるのは良いとして、息子と良くにているとか、孫の次男坊エイサとそっくりだとか、いろいろに評判されております。かつて35歳でイギリスに渡ったときには、ヒゲは落としていましたが、するとボストン夫人に、「あなたは19歳くらいに見えるわね」と言われたものでした。イギリス男の三十五歳はもっとずっとオッサンくさいもので、よほど若くみられたものです。
めずらしいツラつきなので、ここもと写真に撮ってお目にかけること然り。