2014年6月8日日曜日
金沢コンサート
たいへんに、たいへんに、更新をサボっておりまして、申し訳ありません。前回は3月の更新であったものが、いまや6月になってしまいました。またこれからは少し本腰をいれて更新しようと思います。
さて、さる5月28日、金沢アートホールにおいて、同地の外科医にしてテノール歌手という北山吉明先生と二人で、たのしいコンサートを開いた。
ピアノは、いつもお付き合いくださる五味こずえ君と、北山先生の伴奏者として中田佳珠(かず)さんのお二人がこもごも弾いてくださった。
プログラムは、次のとおり。演奏者名のない曲はデュエット。
第一部
朧月夜 高野辰之作詩 岡野貞一作曲 上田真樹編曲
夏は来ぬ 佐佐木信綱作詩 小山作之助作曲 上田真樹編曲
鉾をおさめて(林) 時雨音羽作詩 中山晋平作曲
くちなし(林) 高野喜久雄作詩 高田三郎作曲
かごかき(北山) 貴志康一作詩・作曲
佃煮の小魚(北山) 井伏鱒二作詩 中田喜直作曲
げんげ田の道を 林 望作詩 なかにしあかね作曲・編曲
行け、わが想い(北山) 林 望作詩 伊藤康英作曲
愛の挨拶(中田=ピアノ・ソロ)
吾が子よ(林)林 望作詩 二宮玲子作曲=新曲初演
夢の子守歌 林 望作詩 伊藤康英作曲
第二部
あんこまパン 林 望作詞 伊藤康英作曲
第一楽章 信じてくれないだろうなあ・・・
第二楽章 材料
第三楽章 サンドイッチ用のパンに・・・
蝉の鳴く日は(『めぐる季節に』より) 林 望作詩 伊藤康英作曲
われは海の子 文部省唱歌 上田真樹編曲
野菊 石森延男作詩 下総皖一作曲 上田真樹編曲
月の光(五味=ピアノ・ソロ) ドビュッシー作曲
アルヒダノス ウエールズ民謡 M・H・ジョーンズ英訳 上田真樹編曲
猫の二重唱 ロッシーニ作曲
アロハ・オエ リリウオカラニ王女作曲 林 望作詩 上田真樹編曲
(アンコール)花 武島羽衣作詩 滝廉太郎作曲(自筆原譜版による)
以上の通りの演奏であったが、いや、実に実に楽しい演奏会であった。場内もみなさん大盛り上がりで、『あんこまパン』などは、ふたりで漫才よろしく掛け合いの形で歌ったところが、爆笑また爆笑、上記の写真は、そのときのリハーサルの模様である。こういうふうに、二人で掛け合いで演奏するという試みも、この曲のばあい非常に効果的であったろうと思う。ピアノは、北山先生の独唱は中田佳珠さん、私の独唱は五味こずえ君が担当し、二重唱は主に五味君が弾き、一部中田さんにお願いするという形で分担した。
三番目の写真は、舞台の袖で開演前に記念写真。
あまりに楽しく、また、お客さんの評判もことのほかに良かったので、はやくも第二回のジョイントコンサートを企画しているところである。こんなコンサートを東京でもやりたいが、はたして金沢のようにお客さんが集まるかどうか・・・。