昨日、九月一日から、東京は俄かに気温が急降下して、非常に過ごしやすい涼しさになった。涼しいというよりは、もう肌寒い。それもそのはず、今日の最高気温は21度だそうである。一昨日は35度もあったことを思うと、その急激な温度低下にびっくりする。
さるところ、きょう、行橋市のYさんという友人から、おもいがけず素晴らしい無花果を頂戴した。行橋あたりは無花果が名産だということであるが、これが、新しい品種で「とよみつひめ」というのだそうだ。名前も床しいが、さて開梱してみると、あっとびっくり、こんなに大きくて、むっちりと充実して重く、しかも赤黒くなるほどに熟しているのに、ぜんぜん崩れていない。うーむ、これはうまそうだ、と、無花果が無双無二の好物である私は、ただちかぶりつき、たちどころに二個食ってしまった。いやああああああ、なんという素晴らしい無花果だろう。およそ無花果として考え得る最高の糖度、甘い! 甘いだけでなくて、みずみずしくて、しかも味もまた崩れたところが皆無だ。すっくりと立った味わいとでもいうか。
いやじつに見事な逸品。すっかり脱帽。ありがとうございます。