2021年9月28日火曜日

しかく豆


  東京はなんでも手に入る町のようでいて、通常の住宅地のスーパーなどでは、肉も野菜も魚もごく限られた種類しか手に入らない。
 それが、信州あたりでは、東京では見かけない珍しい野菜などを、ごく当たり前に売っているので、じつに楽しい。前回の香茸などもその一例だが、今回は、スーパーで「四角豆」というものを買ってみた。
 ご覧のように、切ると断面が四角になっているので、このように呼ぶのであろうと思うが、みたところはとても豆のようには思えない。がしかし、まずはもっとも単純に茹でてお浸しにして食べてみた。ああああ、じつに美味しい。サクサクっとして、噛むとホロホロっとする。軽い甘みもあって、たしかに隠元豆のような風味もある。パッケージに天ぷらにすると美味しいと書いてあったが、目下のところ、天ぷらのような揚物は作らないということにしているので、それは残念ながらできなかったが、これをサクサクと切って炒め物にして、軽く醤油で味をつけたりしても、たしかに美味しそうだ。
 季節のある野菜のように思うけれど、次回信州に行ったら、またぜひ探して買ってみよう。そしてこんどは炒め物にしてみようか。これほど美味しい野菜がどうして東京に入荷しないのであろうかなあ。