2009年12月31日木曜日
大晦日所感
いよいよ2009年も大晦日となり、あっという間の一年であったと、例によっての感慨を催しているところである。今年は、八月から執筆を開始した『謹訳源氏物語』で持ち切っているうちにはやくも大年というわけで、きょうもひたすら机に向かって源氏と対話を試みつつ新年を迎えるところである。ところで、この写真は、私が小学校の、たぶん六年生のときの写真ゆえ、今から48年前の丑年であったろうかと思われる。画面のやや右の方に、マチコ巻きにしている人がいるが、これが担任の小柴先生。司葉子にそっくりのすこぶる美人の先生(小学校の先生にしておくのは勿体ないと思ったのだが)であった。私は中央やや左のほうに、なにやら仔細らしくカッコつけて画板を構えている。で、ふと気がつくと、私の回りは女の子ばっかりで、男の子の群れからは離れている。すなわち、無意識に、この頃からどうも女の子のなかにいるのが好きで、男の世界は嫌いだったということがこれでわかる。ははは、三つ子の魂というものである。ではみなさま、良いお年をお迎えください。