2010年8月7日土曜日
旧調布飛行場のタンクバリア
この妙竹林なものは、もとの米軍関東村、さらにその前を辿れば東京調布飛行場であった場所に置かれているコンクリートの塊である。ここは、もともと陸軍が使っていた飛行場であったが、戦後米軍に接収され、一部は関東村となった。しかし、その部分は返還されて、現在味の素スタジアムその他の施設に利用されているが、一部は、芝生のひろびろとした運動場となった。そこが今さらに野球場やらなにやらを作るために工事中である。このコンクリートは、その入口にを扼するように置かれていたものが、工事に際して撤去されてこうして脇に置かれているのである。私の想像では、このコンクリートは、戦時中に飛行場として使われていたときに設置されたアンチ・タンク・バリアではないかと思う。こういうものは、イギリスの田舎でもときどき見かけるのだが、多くは橋などに置かれて、敵国の戦車の侵入を防ぐためのものである。このコンクリートの味わいは、いかにも戦争中のものという時代がついていて、これを捨ててしまうのはもったいないなあと思うのだが・・・。果たしてこの私の想像が当たっているかどうか。ほんとのところをご存知のかたあらば、ご教示ねがいたい。