2010年10月11日月曜日

菊と索麺

高く晴れて、まことにからりと気持ちの良い秋晴れになった。各地で運動会などをしている学校では、さぞよい一日となったことであろう。秋晴れになると、きょうなどは28度くらいまで気温が上がって、半袖でちょうどいい感じである。さては、お昼に冷たい索麺を食べようというので、作った。折も良し、きのう八戸から食用の菊が送られてきたので、この花びらを毟って索麺と一緒に茹で、菊索麺という秋らしい趣向とした。この菊は、阿房宮(あぼうきゅう)という八戸特産の名品で、菊花特有の苦味がなく、見て美しく食べておいしいというものである。今年は気候がよいのか、例年になく見事な花で、食べるのは惜しいくらいであった。さて、その花びらを茹で、索麺を茹で、氷水で冷やし、ご覧のような形に作って、ツユに卸し生姜をたっぷりと加えて食べた。索麺とはちがったサクサクしたような食感と菊の芳香、そして美しい色、菊索麺はふとした思い付きで作ったのだが、秋の食味として上乗のものと見つけた。うまかった。