このあたりから、源氏物語も、ますます劇的な展開をみせ、手に汗握るというか、息もつかせぬというか、この物語の世界もますます深まってくるという感じがする。ほんとうは九月には刊行の予定だったのであるが、六月、八月と、相次ぐ病気に阻まれて仕事が延引し、心ならずも一ヶ月の刊行延期を余儀なくされた。読者の皆様には、心よりお詫びし、またこの先はなんとか遅延なく刊行できるよう、目下最大の努力を重ねているところであることをご報告して、引き続きご支援ご鞭撻をこいねがう次第である。
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