2009年10月25日日曜日

曽根干潟

先週は大牟田へ講演に行ったが、この週末は再び九州に赴き、北九州の小倉の南、苅田町(かんだまち)の市民講座で和歌の話をしてきた。じつはこの町の市民カレッジというのの名誉学長に任ぜられている関係で、春秋の二度、講演をしに行くのである。講演は午前中で終わるけれど、敢て帰京の飛行機は夜の便にして、半日を北九州逍遥に当てるのがいつもの例である。今回は、その苅田町のすぐ北に広がる広大な干潟、曽根干潟を見物に行ってきた。あいにくと満潮で干潟はみられなかったが、その半ば水没している堤防に、汐干を待つ白鷺の群れが見られて、面白いので写真をとった。この干潟はまたたいへんに生物の豊かなところで、天然ウナギなどもこの近くの河で獲れるという。苅田というと工業町、工場地帯という印象なのだが、じつはこのような豊かな自然がたくさん残っていて、これからの観光開発なども期待される場所である。