2009年10月28日水曜日

ヤマカズがんばれ!

フランスのブザンソン国際コンクール指揮部門で栄えあるグランプリを獲得した指揮者の山田和樹君が、今日と明日の二日間、手勢の横浜シンフォニエッタを率いて、青葉台フィリアホールで凱旋公演する。プログラムは、モーツァルト、ビゼー、そしてメンデルスゾーン。山田君とは、かねて懇意のところで、私の作詩した『夢の意味』東京混声合唱団の初演も彼が振ってくれた。そんなご縁もあり、そのリハーサルにお邪魔して、インタビューをさせてもらった。雑誌のミセスの企画である。ミセスは、かつて「若きすご腕」という連載をしたことがあり、そのホストをつとめたのが私で、第一回の登場ゲストが山田君だった。今はヨーロッパと日本とを行き来しつつ忙しく活躍している彼だったが、久しぶりに再会してみると、以前とちっとも変わらない気さくさで、その飾らない人柄にはいつもながら好感が持てる。それでも、第一線でこれから闘っていくのだという気迫のようなものは、全身からオーラのようになって出ていた。これからがほんとうに楽しみである。手にもっているのは、最近リリースになった東京混声合唱団の山田和樹指揮『木とともに人とともに』(谷川俊太郎/三善晃、フォンテック)。