いよいよ2009年も大晦日となり、あっという間の一年であったと、例によっての感慨を催しているところである。今年は、八月から執筆を開始した『謹訳源氏物語』で持ち切っているうちにはやくも大年というわけで、きょうもひたすら机に向かって源氏と対話を試みつつ新年を迎えるところである。ところで、この写真は、私が小学校の、たぶん六年生のときの写真ゆえ、今から48年前の丑年であったろうかと思われる。画面のやや右の方に、マチコ巻きにしている人がいるが、これが担任の小柴先生。司葉子にそっくりのすこぶる美人の先生(小学校の先生にしておくのは勿体ないと思ったのだが)であった。私は中央やや左のほうに、なにやら仔細らしくカッコつけて画板を構えている。で、ふと気がつくと、私の回りは女の子ばっかりで、男の子の群れからは離れている。すなわち、無意識に、この頃からどうも女の子のなかにいるのが好きで、男の世界は嫌いだったということがこれでわかる。ははは、三つ子の魂というものである。ではみなさま、良いお年をお迎えください。
2009年12月31日木曜日
大晦日所感
いよいよ2009年も大晦日となり、あっという間の一年であったと、例によっての感慨を催しているところである。今年は、八月から執筆を開始した『謹訳源氏物語』で持ち切っているうちにはやくも大年というわけで、きょうもひたすら机に向かって源氏と対話を試みつつ新年を迎えるところである。ところで、この写真は、私が小学校の、たぶん六年生のときの写真ゆえ、今から48年前の丑年であったろうかと思われる。画面のやや右の方に、マチコ巻きにしている人がいるが、これが担任の小柴先生。司葉子にそっくりのすこぶる美人の先生(小学校の先生にしておくのは勿体ないと思ったのだが)であった。私は中央やや左のほうに、なにやら仔細らしくカッコつけて画板を構えている。で、ふと気がつくと、私の回りは女の子ばっかりで、男の子の群れからは離れている。すなわち、無意識に、この頃からどうも女の子のなかにいるのが好きで、男の世界は嫌いだったということがこれでわかる。ははは、三つ子の魂というものである。ではみなさま、良いお年をお迎えください。
2009年12月29日火曜日
書誌学の弟子たち
2009年12月26日土曜日
夕顔の恋
ただいま、源氏物語全訳を執筆中であることは、たびたびお知らせした通りであるが、その入門編とでもいうような意味もあって、『夕顔の恋』という本を、つい最近刊行した。版元は朝日出版社。この本は、源氏のなかでも、もっとも男好きのするタイプと思われる夕顔という女を巡って、それがどのように源氏のなかに描かれ、どんな意味があるのだろうか、ということを「夕顔ファン」の一人として、おもしろく分かりやすく書いたものである。この表紙の人は、夕顔とは何の関係もない新進のモデルさんだが、こういう美人フォトを装訂にも、また本文中にも挿入して、古典物としては珍しい雰囲気を醸し出している。おそらく、古典が苦手な人にも読みやすいと思うので、とくに若いかたがた、あるいは定年後のオジサンがた、ぜひぜひ読んでみてください。なかには、源氏物語の本文、そしてこの本専用の林望現代語訳、さらに、読解エッセイとが収められている。ただし、この本に用いた現代語訳は、現在進行中の『謹訳源氏物語』のそれとは全然ちがう。念のため。林 望
2009年12月25日金曜日
節約の王道
10月に、この『節約の王道』という小著を出したところ、思いがけずこれがベストセラーの仲間入りをして、びっくりするやら、うれしいやら、である。世はあげて不景気、デフレとあって、とかくに「節約」が叫ばれるこの頃ゆえ、こういう本が江湖の喜び迎えるところとなるのかもしれない。しかしながら、この本は、ちまちました節約のノウハウを教えるという本ではまったくなくて、もっと大きな生活コンセプトを論じた(といってもごく分かりやすく)本である。例えば、ビールを買うところを発泡酒にして節約する、というのではなく、それなら、いっそ飲むのをやめて健康志向に切り替えたらどうか、水道代をみみっちく節約するくらいなら、ぜひタバコなどはすっきりやめてしまうがよかろうとか、パチンコだの競馬だのマージャンだの、およそ博打に類するものは、すべて人生の敵とみて、この際全廃すべしとか、生活全体を見直して、下らないことに金を使わず、ぜひとも有益なことにお金資源を集中すべきことを説く、まあ生活改善の勧めだと思っていただきたい。タバコを1000円に、というのは、私も強く主張しているところだが、それがわずか100円のみみっちい値上げなどという無意味にして愚劣なる政策がまかり通る世の中に、節約という意識からも一矢を放ちたい、そう思って書いたのである。是非御購読を賜りたい。
2009年12月22日火曜日
源氏物語の日々
2009年12月15日火曜日
大根尽くし
2009年12月14日月曜日
2009年12月8日火曜日
久しぶりのお料理取材
きょうは、久しぶりに、料理実演の取材があった。「いきいき」という雑誌で、鍋物を中心にして二人前の食事をつくってほしいという依頼だったので、きょうは、醤油味のちゃんこなべと、五色サラダ(あご醤油風味ドレッシング)、それに大根とニンジンの皮のきんぴら、という献立(掲出の写真は、その鍋のみ)。ふつう、こういう取材は、どこかキッチンスタジオを借りて、フードコーディネーターなどが付いてやるのだが、きょうのは、私の自宅で、なにもかも自前という、編集部にとっては、もっとも金のかからない都合のいい取材であった。もっとも、こっちもわざわざ都心まで出なくて済むので好都合なのである。自宅といっても、実際には、新しく作った息子の家を拝借したのである。料理はとてもおいしく出来て、終わってから、編集者二人、写真家、そして妻と秘書と私と、六人で、この鍋を平らげた。
2009年12月6日日曜日
歴史的工事
きょうは歴史的な日になった。というのは、JR中央線が三鷹から国分寺まで高架線になり、その切り替え工事が、夜を徹して敢行されているのである。すでに下り線はしばらく前に高架化されていたが、残りの上り線が、まさにきょう、予定より三ヶ月工事を前倒しして高架化が実施されるわけである。まだ高架の駅は未完成で、これから残りの仕上げ工事にかかるところだが、とりあえず「開かずの踏切」として悪名高かった小金井街道の踏切がついに姿を消すことになったのである。中央線開通以来の歴史的な出来事で、ここ数十年来の小金井市民の念願であった。これによって、小金井市は南北分断を解消して、商業的にもまた交通上も非常に便利になったことを実感する。なにしろ、この踏切は朝などはまったく開かないので、交通は勢い立体交差の新小金井街道に集中し、ここがまた大渋滞となって、ラッシュの時間は、わずか500mくらいの道を進むのに、一時間という途方もない渋滞となるのであった。きょうを以てそれも語りぐさとなる。この歴史的工事を見るために、多くの人がカメラを手に集まっていた。写真は武蔵小金井駅上り線。すでに線路が外されているのが見える。
2009年11月29日日曜日
田村高校
福島県郡山にほど近い三春町の県立田村高校へ講演に行ってきた。といっても、高校生を相手に話したのではなく、県内の学校図書館の関係教職員のかたがたの研修会で話してきたのである。テーマは、『古典を読む楽しみ、読ませる教育』ということで、かねて持論の、もっと古典を豊かに面白く読ませたいということを、いくつかの実例を引きながら話した。講演そのものは二時間を超過する長丁場になったが、みなさん熱心な聴衆で、会場には熱気が溢れている感じがした。講演の前に少し時間があったので、校内をぐるりと回ってみたが、入口のところになにやら愛すべき表情をした二宮金次郎の石像があって、いかにも会津らしい空気を感じた。行き違う生徒たちは、みな明朗に挨拶をしてくれて、すがすがしい学校であった。
2009年11月28日土曜日
冬じまい
毎年、十二月が来るころに、山梨県北杜市白州にある山荘を冬じまいしに行く。今年も11月24日にしまってきた。ベッドの蒲団を片づけ、大掃除をして、それから、水道の水を抜いておく。そうしないと冬季は凍結して水道破裂の畏れがある。例年十二月の中旬くらいにしまうことにしていたのだが、数年前に、十一月に異例の大寒波が来て、早くも水道が凍結するということがあり、それ以来、十一月中に家じまいをすることにしたのである。ほんとうは、これからの季節が薪ストーブをどんどん燃やして過ごす楽しい季節なのだが、忙しくてなかなか行かれないので仕方なく冬じまいにしてしまうのである。せめて、しまいに行った日に、存分に薪を燃やしてストーブに命を吹き込んだ。あったかくていい匂いがして、よいものである。
2009年11月23日月曜日
自慢の柿の木
2009年11月22日日曜日
源氏物語講義
2009年11月15日日曜日
武蔵野二中
2009年11月13日金曜日
ニンジンの葉のてんぷら
2009年11月11日水曜日
CLC
2009年11月10日火曜日
石森延男
2009年11月7日土曜日
半藤さんとの談論風発
2009年11月2日月曜日
岩瀬文庫
2009年10月30日金曜日
スコン
2009年10月28日水曜日
ヤマカズがんばれ!
2009年10月26日月曜日
久保田チェンバロ工房
2009年10月25日日曜日
曽根干潟
2009年10月22日木曜日
炭坑という産業遺産
2009年10月21日水曜日
あけび
2009年10月15日木曜日
ゼロカーボン
2009年10月13日火曜日
おや、こんなものが
2009年10月12日月曜日
あらえびすの里にて
2009年10月6日火曜日
大学生の頃
きょうはちょっと古い写真が発見されたので、お目にかけることにしよう。ご覧のようにヒゲのない若い時代の写真で、これはおそらく大学一年生くらいのときに撮ったものと想像される。大学入試で面接があったので、さすがにヒゲは剃ったのであった。我ながら、やや女性的な顔つきだなあと思わぬでもない。面白いことに、この時代の顔は、左半分と右半分でずいぶん相貌が違っていて、これを半分ずつ隠してみると、息子は右半分の顔によく似ていて、娘は左半分が遺伝しているように思われる。ところが今写真をとると、こういう左右のアンバランスはなくなって、左右同じようになっているのはどうしてであろうか。こうしたことも顔相のほうからいうとなにか意味のあることかもしれない。ともあれ、珍しい写真をとくとご覧あれ。
2009年10月5日月曜日
三田会
2009年10月3日土曜日
雲仙に行ってきた
2009年9月19日土曜日
錦糸瓜または素麺南瓜
2009年9月17日木曜日
テレビドラマ出演!
れれれっ!! トレードマークのヒゲがない、とびっくりされた方も多かろうか。じつは来年の終戦記念日に放映予定のNHKのドキュメンタリードラマ『日本のいちばん長い夏』のなかで、作家の大岡昇平の役で出演してきた。昨日と今日の両日収録があったのである。ドラマの仕上がりは見てのお楽しみとしようけれど、ともかく大岡昇平はヒゲなんか生やしてないので、どうか剃ってくださいと監督に懇願されて、断腸の思いで剃った(すぐまた生やすけど)。しかし、やってみると、役者というものは大変な仕事だと痛感する。出演者はプロアマ混合で、上の写真は松平定知アナとのツーショット。松平さんは、ジャーナリストの扇谷正造役、じつに見事な演技に感心。下の写真は、落語家で医師の立川らく朝師匠。こちらは徳川夢声の役。これまたさすがに噺家だけあって堂々の夢声ぶりであった。いずれも着しているのはドラマ用の衣装である。於、緑山スタジオ。
2009年9月12日土曜日
ナツユキカズラ
2009年9月11日金曜日
2009年8月28日金曜日
源氏物語と帰宅の時代
ながらく更新もせず、もうしわけなく存じます。じつはその後ずっ
と書斎に篭城して、この夏はほとんどどこにも出ず、ひたすらひた
すらに源氏物語の全訳に取り組んでおりました。おかげさまで、第
一巻の分として、桐壷から若紫までは脱稿して出版社に送り、いま
はひきつづきその先を書き進んでいます。さすがに手ごわい相手で
はありますが、これほどまた楽しい仕事もなく、源氏物語の素晴ら
しさ面白さに、日々心を遊ばせながら、こつこつと正攻法で進んで
います。私の現代語訳は、今までにない新しい文体で、しかし、ど
うやったら源氏の面白さを分かりやすく読みやすく、しかも学術的
に正確に解釈しながら進めるかという、チャレンジであると思って
います。作家である前に古典学者であるという私自身のアイデン
ティティに基づいて、女流作家の方々のそれとは明らかに一線を画
した、なるほどこういう現代語訳もあるのかとびっくりしていただ
こうと思いつつ、毎日毎日、精進潔斎、謹厳実直に源氏に向かい
合っています。十一月には第一巻が出ますので(祥伝社より刊行)
ぜひ御購読ください。
その前に、このほど、『帰宅の時代』が新潮文庫になりました。文
庫本の表紙は、私がみずから水彩で装画を描きました。あわせてご
覧いただけましたら幸いに存じます。
と書斎に篭城して、この夏はほとんどどこにも出ず、ひたすらひた
すらに源氏物語の全訳に取り組んでおりました。おかげさまで、第
一巻の分として、桐壷から若紫までは脱稿して出版社に送り、いま
はひきつづきその先を書き進んでいます。さすがに手ごわい相手で
はありますが、これほどまた楽しい仕事もなく、源氏物語の素晴ら
しさ面白さに、日々心を遊ばせながら、こつこつと正攻法で進んで
います。私の現代語訳は、今までにない新しい文体で、しかし、ど
うやったら源氏の面白さを分かりやすく読みやすく、しかも学術的
に正確に解釈しながら進めるかという、チャレンジであると思って
います。作家である前に古典学者であるという私自身のアイデン
ティティに基づいて、女流作家の方々のそれとは明らかに一線を画
した、なるほどこういう現代語訳もあるのかとびっくりしていただ
こうと思いつつ、毎日毎日、精進潔斎、謹厳実直に源氏に向かい
合っています。十一月には第一巻が出ますので(祥伝社より刊行)
ぜひ御購読ください。
その前に、このほど、『帰宅の時代』が新潮文庫になりました。文
庫本の表紙は、私がみずから水彩で装画を描きました。あわせてご
覧いただけましたら幸いに存じます。
2009年8月4日火曜日
無事動き出す
わがマックは、ジャパン・ベストレスキュー・システムという会社の専門家に頼んで、家中のネットワークをきちんと設定しなおしてもらった結果、すべてうまく動くようになった。まことにめでたい。また、こういうことは、結局餅は餅屋で、なにも分からぬ素人が何日も額に汗してやるよりは、適切な代価を払って、さっさと専門家に頼むにかぎる。この会社のエンジニアは、まことに人柄も感じ良く、テキパキとよくやってくれた。ありがたいことである。写真のマックの画面は、その懸案のタイムマシンが、無事機能しているというところの画面である。左のほうにある白い箱がタイムカプセルで、無線ステーション、ハブ、ハードディスクを兼ねる。かなり発熱するので、ご覧のような風通しのよい台に収めて熱がこもらないようにした。夏は、コンピュータもハードディスクも発熱体なので、書斎はけっこう暑くなる。手前の本は、現在執筆中の源氏物語のテキストである。
2009年8月1日土曜日
わがマックの不始末
わがiMacは、無事立ち上がって、快調に仕事をこなしてくれ
ているのだが、ただ一つ困ったことは、タイムマシンという自動
バックアップのシステムがまともに機能しないことである。なんど
やっても、バック作業は途中でエラーになってしまう。もともと、
この1テラバイトのHD全体をバックアップする目的で、1テラバ
イトのタイムカプセルという通信機能つきのアップル純正HDサー
バーを大枚はたいて買ったのだが、これがまるっきり動かない。い
つでも途中でエラーとなって止まる。なにか設定が間違ってるらし
いのだが、もともと自動設定ということになってるので、何がなに
やらさっぱりわからない。マニュアルを見ても、これがとても日本
語とは思えないような、理解不能の文章で、私はもうすっかり諦め
た。アップルに問い合わせようにも、どこへ問い合わせろというこ
とすら書いてないから、てんでわからない。私はもう何日も格闘し
てとうとう諦め、餅は餅屋というわけで、有料の出張サービスに申
し込んだところである。移行アシスタントもエラーになって動かな
い、バックアップもエラーになって動かない、まったくアップルと
いう会社は相変わらず不親切の権化である。添付の写真は、そのタ
イムマシンのバックアップ作業開始直後の画像で、これが65
GBバックアップするには七時間も八時間もかかるから、席をはず
さざるを得ない。すると、戻ってくるとなんのことはない、エラー
ですというので停止してしまってるのである。といって、これが終
わるまでずっと画面を見ているわけにもいかず、なにがどうエラー
なのかの表示もいっさいないので、取りつく島がない。というわけ
で、まだわがマックは十分な状態になっていないのである。どうい
うわけで、こういう中途半端な間違いだらけのシステムやら機器や
らを平気で販売するのであろうか。だいいち、タイムマシンって、
デザインこそ素晴らしいけれど、使い方は非常にわかりにくく、い
まだかつていちども使ったことがないのである。こらっ、アップ
ル、なんとかせい!
ているのだが、ただ一つ困ったことは、タイムマシンという自動
バックアップのシステムがまともに機能しないことである。なんど
やっても、バック作業は途中でエラーになってしまう。もともと、
この1テラバイトのHD全体をバックアップする目的で、1テラバ
イトのタイムカプセルという通信機能つきのアップル純正HDサー
バーを大枚はたいて買ったのだが、これがまるっきり動かない。い
つでも途中でエラーとなって止まる。なにか設定が間違ってるらし
いのだが、もともと自動設定ということになってるので、何がなに
やらさっぱりわからない。マニュアルを見ても、これがとても日本
語とは思えないような、理解不能の文章で、私はもうすっかり諦め
た。アップルに問い合わせようにも、どこへ問い合わせろというこ
とすら書いてないから、てんでわからない。私はもう何日も格闘し
てとうとう諦め、餅は餅屋というわけで、有料の出張サービスに申
し込んだところである。移行アシスタントもエラーになって動かな
い、バックアップもエラーになって動かない、まったくアップルと
いう会社は相変わらず不親切の権化である。添付の写真は、そのタ
イムマシンのバックアップ作業開始直後の画像で、これが65
GBバックアップするには七時間も八時間もかかるから、席をはず
さざるを得ない。すると、戻ってくるとなんのことはない、エラー
ですというので停止してしまってるのである。といって、これが終
わるまでずっと画面を見ているわけにもいかず、なにがどうエラー
なのかの表示もいっさいないので、取りつく島がない。というわけ
で、まだわがマックは十分な状態になっていないのである。どうい
うわけで、こういう中途半端な間違いだらけのシステムやら機器や
らを平気で販売するのであろうか。だいいち、タイムマシンって、
デザインこそ素晴らしいけれど、使い方は非常にわかりにくく、い
まだかつていちども使ったことがないのである。こらっ、アップ
ル、なんとかせい!
2009年7月26日日曜日
わがマックの更新
日頃、我が相棒として一日じゅうつきあってくれているiMac
が、去年の正月に買ってからまだ一年半にしかならないのに、もう
ハードディスクが満杯に近くなってきて、このままでは源氏物語の
大仕事にはとても間に合わないという気がしてきたので、思い切っ
て新しいiMacに更新することにした。今回は、最新型のマシ
ンに1テラバイト(1000GB)の広大なハードディスクを搭
載し、なおかつ、バックアップマシンとしてのハードディスクにも
1テラバイトを用意した。近ごろはハードディスクもメモリも信じ
がたい価格に下がったので、こういうことが可能になったのであ
る。思えば、1990年ころ、初めてアップルのSE/30を
買ったころは、メモリ512KB、ハードディスクなし、スト
レージはフロッピーが原則であり、発売されたばかりのハードディ
スクはたかが10MB程度で20万円もした。隔世の感と
はこれである。しかし、この二台のiMacは、ファイアワイヤ
ケーブルで接続して移行アシスタントを使えば、自動的に旧マシン
のすべてが新マシンにコピーされるはずなのであったが、実際に
やってみると、どうしてもエラーになってすぐに止まってしまう。
なぜだかわからないけれど、しょうがないので全部手作業で更新移
行をしたところ、丸二日かかってもまだ終わらない。マックの世界
ではこういうことはしばしば起きるが、まあ、いつものことだか
ら、もう怒る気にならぬ。ただ笑って、マックもしょーがねーな
あ、とぼやくばかりのことである。
が、去年の正月に買ってからまだ一年半にしかならないのに、もう
ハードディスクが満杯に近くなってきて、このままでは源氏物語の
大仕事にはとても間に合わないという気がしてきたので、思い切っ
て新しいiMacに更新することにした。今回は、最新型のマシ
ンに1テラバイト(1000GB)の広大なハードディスクを搭
載し、なおかつ、バックアップマシンとしてのハードディスクにも
1テラバイトを用意した。近ごろはハードディスクもメモリも信じ
がたい価格に下がったので、こういうことが可能になったのであ
る。思えば、1990年ころ、初めてアップルのSE/30を
買ったころは、メモリ512KB、ハードディスクなし、スト
レージはフロッピーが原則であり、発売されたばかりのハードディ
スクはたかが10MB程度で20万円もした。隔世の感と
はこれである。しかし、この二台のiMacは、ファイアワイヤ
ケーブルで接続して移行アシスタントを使えば、自動的に旧マシン
のすべてが新マシンにコピーされるはずなのであったが、実際に
やってみると、どうしてもエラーになってすぐに止まってしまう。
なぜだかわからないけれど、しょうがないので全部手作業で更新移
行をしたところ、丸二日かかってもまだ終わらない。マックの世界
ではこういうことはしばしば起きるが、まあ、いつものことだか
ら、もう怒る気にならぬ。ただ笑って、マックもしょーがねーな
あ、とぼやくばかりのことである。
2009年7月22日水曜日
真夏の鳥鍋
この暑いさなか、物好きにも鳥の水炊きを作って食べた。暑中に鳥
鍋をつつくのは、京都の夏の風物詩の一つで、あの鴨川の河原に床
を出して、多くの店が鳥鍋などを供する。客は一風呂あびて、浴衣
がけで川風に吹かれながら鳥鍋で暑気払いをするというわけなのだが、今回はそ
の行き方で、わざわざ京都錦市場の鳥清(http://www.kyoto-
torisei.com/)から取り寄せて作った。これがコラーゲンたっぷり
のまことに濃厚な鶏出汁と一キロもの上質な鳥肉のセットで、三四
人前というのだが、まあ六人前はゆうにあるほどの肉の量であっ
た。これで4380円というのは非常にお買い得という感じがす
る。真夏の鍋もまことに結構である。仕上げには、この出汁のなか
に中華そばを入れて共汁で食べる。おいしくて、おなかにもたれな
いのはさすがである。
鍋をつつくのは、京都の夏の風物詩の一つで、あの鴨川の河原に床
を出して、多くの店が鳥鍋などを供する。客は一風呂あびて、浴衣
がけで川風に吹かれながら鳥鍋で暑気払いをするというわけなのだが、今回はそ
の行き方で、わざわざ京都錦市場の鳥清(http://www.kyoto-
torisei.com/)から取り寄せて作った。これがコラーゲンたっぷり
のまことに濃厚な鶏出汁と一キロもの上質な鳥肉のセットで、三四
人前というのだが、まあ六人前はゆうにあるほどの肉の量であっ
た。これで4380円というのは非常にお買い得という感じがす
る。真夏の鍋もまことに結構である。仕上げには、この出汁のなか
に中華そばを入れて共汁で食べる。おいしくて、おなかにもたれな
いのはさすがである。
2009年7月13日月曜日
我が愛用の庖丁たち
ここに並んでいるのは、私の日頃愛用する庖丁のあれこれである。
いずれも、薩摩国、薩摩川内市なる東郷刃物という鍛冶屋さんが
打っている手打ちの庖丁である。値段はちっとも高いものではなく
て、一本三千円以内だから、むしろすこぶる庶民的な品物。しかし
ね、薩摩の鍛冶の力量を侮ってはいけない。さすがに武張った土地
柄ゆえか、これらの刃物は、ハガネが良くて、実に実によく切れ
る。しかも、ちょっと研げばたちまちに切れ味が出て、刃こぼれな
どしない粘り強さも具わっている。右から、大振りな菜切り庖丁、
中型の菜切り庖丁、変形柳葉、鯵切り庖丁、というわけだが、特に
右の二本は私の日常使っているもの。なにしろ五分も研ぐと、トマ
トの上に置いただけで、庖丁自体の重さによって、みごとに二つに
切れてしまうというくらいの切れ味である。バランスもよくて、こ
ういう庖丁で調理することには、それ自体快楽があるのである。私
ども家庭の調理人には、何十万もするようなプロ用の刃物など使う
必要などありはしないのである。
いずれも、薩摩国、薩摩川内市なる東郷刃物という鍛冶屋さんが
打っている手打ちの庖丁である。値段はちっとも高いものではなく
て、一本三千円以内だから、むしろすこぶる庶民的な品物。しかし
ね、薩摩の鍛冶の力量を侮ってはいけない。さすがに武張った土地
柄ゆえか、これらの刃物は、ハガネが良くて、実に実によく切れ
る。しかも、ちょっと研げばたちまちに切れ味が出て、刃こぼれな
どしない粘り強さも具わっている。右から、大振りな菜切り庖丁、
中型の菜切り庖丁、変形柳葉、鯵切り庖丁、というわけだが、特に
右の二本は私の日常使っているもの。なにしろ五分も研ぐと、トマ
トの上に置いただけで、庖丁自体の重さによって、みごとに二つに
切れてしまうというくらいの切れ味である。バランスもよくて、こ
ういう庖丁で調理することには、それ自体快楽があるのである。私
ども家庭の調理人には、何十万もするようなプロ用の刃物など使う
必要などありはしないのである。
2009年7月11日土曜日
かなしみのそうち
きょうは、滝野川会館というところで、東京芸術大学付属高校の生
徒たちによる、アカンサスコンサートという催しがあり、そこでは
校内の演奏会で選ばれた演奏者たちが、それぞれの楽曲(今回はア
ンサンブルのみ)を披露した。そのなかに、朗読と歌とピアノとフ
ルートのための組曲『かなしみのそうち』が演奏されたので、作詩
者として聴きに行ってきた。もっとも単に作詩者としてというだけ
ではなくて、彼女たちが練習するに当って、さまざまなアドバイス
をしたというご縁もある。演奏はほんとうに完成度が高くて、素晴
らしかったが、同時にまた若々しく情熱的で真摯な演奏態度がとて
も好感された。演奏が終ったとき、私の後ろの席の人たちが
「あ〜、すてきねえ」と感に堪えたように漏らしたが、それはまっ
たくその通りだと思った。写真左から、ピアノの新納(にいろ)
君、ソプラノ斉藤君、朗読青柿君、私、フルート岡田君、そして作
曲者の上田真樹君。
徒たちによる、アカンサスコンサートという催しがあり、そこでは
校内の演奏会で選ばれた演奏者たちが、それぞれの楽曲(今回はア
ンサンブルのみ)を披露した。そのなかに、朗読と歌とピアノとフ
ルートのための組曲『かなしみのそうち』が演奏されたので、作詩
者として聴きに行ってきた。もっとも単に作詩者としてというだけ
ではなくて、彼女たちが練習するに当って、さまざまなアドバイス
をしたというご縁もある。演奏はほんとうに完成度が高くて、素晴
らしかったが、同時にまた若々しく情熱的で真摯な演奏態度がとて
も好感された。演奏が終ったとき、私の後ろの席の人たちが
「あ〜、すてきねえ」と感に堪えたように漏らしたが、それはまっ
たくその通りだと思った。写真左から、ピアノの新納(にいろ)
君、ソプラノ斉藤君、朗読青柿君、私、フルート岡田君、そして作
曲者の上田真樹君。
2009年7月10日金曜日
教師冥利につきる
ちょっと前のことになってしまったけれど、この写真は、六月下旬
に慶應の女子高で私が教えた教え子たちが五十人近くも集って、私
の還暦を祝ってくれた時の写真である。私は、慶應女子高では一介
の非常勤講師に過ぎなかったのだが、それでも、こんなに多くの元
生徒たちが(いまはもう四十代後半の立派な女性たちだが)集って
くれた。そして、集った以上は、単にお祝いの会食というのでなく
て、慶應の日吉キャンパスのセミナールームを会場として、私の講
義を一時間半ほどみっちり聴いて、それから会場を変えて会食と
なった。ここに集うてくれた教え子たちは、多く社会の第一線で活
躍している非常に有能な女性たちだが、三十年ぶりに会えばやっぱ
り高校生のころの雰囲気そのまま、ほがらかで聡明で、じつにきも
ちのいい子たちなのであった。ああ教師になってよかったなあ、と
いわゆる教師冥利に尽きる思いがするというのは、まさにこういう
ときである。
に慶應の女子高で私が教えた教え子たちが五十人近くも集って、私
の還暦を祝ってくれた時の写真である。私は、慶應女子高では一介
の非常勤講師に過ぎなかったのだが、それでも、こんなに多くの元
生徒たちが(いまはもう四十代後半の立派な女性たちだが)集って
くれた。そして、集った以上は、単にお祝いの会食というのでなく
て、慶應の日吉キャンパスのセミナールームを会場として、私の講
義を一時間半ほどみっちり聴いて、それから会場を変えて会食と
なった。ここに集うてくれた教え子たちは、多く社会の第一線で活
躍している非常に有能な女性たちだが、三十年ぶりに会えばやっぱ
り高校生のころの雰囲気そのまま、ほがらかで聡明で、じつにきも
ちのいい子たちなのであった。ああ教師になってよかったなあ、と
いわゆる教師冥利に尽きる思いがするというのは、まさにこういう
ときである。
2009年7月9日木曜日
タバコの害毒
タバコについて。浜松での禁煙運動の話をこの写真日記に載せたと
ころ、その浜松の加藤医師から、こんな新しい記事がおくられてき
た。医学的疫学的な大規模調査の結果として、自分が吸わなくと
も、受動喫煙のために認知症のリスクが高まり、また親の喫煙が子
どもの若年死・発ガンなどのほかにも、小児の認知障害を惹起する
エビデンスがある、という医学的な記事である。こういう明確なる
証拠があるにもかかわらず、「健康のために吸いすぎに注意しま
しょう」などというごまかしのような注意書きを書いて、事足れり
としているJTという会社の悪質性や、そこに天降ることを目的と
してこれを保護しているキャリア官僚たちの罪はまさに万死に値す
るというものである。自身喫煙される人はもとより、配偶者が喫煙
者だという非喫煙者も、この現実を直視しなくてはいけない。先日
もテレビニュースをみていたら、自民党の会合で、モウモウとした
タバコの煙のなかで、平気でタバコを吸いながら何かを議論してい
る議員たちの姿が映し出されたが、国会がこれではこの国の将来は
危うい。政治家はもっときちんとした意識をもってもらいたいもの
である。
ころ、その浜松の加藤医師から、こんな新しい記事がおくられてき
た。医学的疫学的な大規模調査の結果として、自分が吸わなくと
も、受動喫煙のために認知症のリスクが高まり、また親の喫煙が子
どもの若年死・発ガンなどのほかにも、小児の認知障害を惹起する
エビデンスがある、という医学的な記事である。こういう明確なる
証拠があるにもかかわらず、「健康のために吸いすぎに注意しま
しょう」などというごまかしのような注意書きを書いて、事足れり
としているJTという会社の悪質性や、そこに天降ることを目的と
してこれを保護しているキャリア官僚たちの罪はまさに万死に値す
るというものである。自身喫煙される人はもとより、配偶者が喫煙
者だという非喫煙者も、この現実を直視しなくてはいけない。先日
もテレビニュースをみていたら、自民党の会合で、モウモウとした
タバコの煙のなかで、平気でタバコを吸いながら何かを議論してい
る議員たちの姿が映し出されたが、国会がこれではこの国の将来は
危うい。政治家はもっときちんとした意識をもってもらいたいもの
である。
禁煙うちわ
この写真は、先日、浜松で講演の折に、同地の開業医で、タバコの
害をなくすために浜松を中心として力を尽くしておられる加藤一晴
医師から頂戴した「禁煙うちわ」というものである。私は、このウ
チワを手に『枕草子』の講演をして、どうか一人でも多くの方が喫
煙などという百害あって真に一利なき愚行から足を洗われるように
一言お願いを申し添えた。聴衆は全員ご婦人がたで、喫煙者はおそ
らく一割にも満たない少数であったと思うけれど、その夫はおそら
く半分以上喫煙者で、その夫の吸うタバコから出る猛烈なる毒ガス
によって、受動喫煙の害を受け、肺気腫、肺ガンを始めとして、あ
らゆる病気を身に受けることになる、という現実に、ご婦人がたも
目覚めてほしいのである。そして、一日も早く、夫たちに喫煙をや
めさせるように努力してもらいたい、とそういう願いを申し上げた
ところである。ちなみに、会場となったホテルコンコルド浜松のロ
ビーには「喫煙コーナー」などというものが設置してあったので、
加藤医師と二人でホテルに申し入れ、よく考えてほしい旨を話した
ところ、翌日にはすべての喫煙場所がロビーから撤去されて、少し
でも安全な空間となっていたことを、私どもは嬉しく思った。すべ
てのホテル、レストラン、喫茶室、バー、などは今や世界標準と
なっている「完全禁煙」ということを断行されるよう、切にお願い
したい。禁煙にしても客は減らないということは、幾多の調査がこ
れを証明している。喫煙者を基準に物事を考えてはいけない。日本
の総人口の七割以上は非喫煙者なのだから。子どもや女性や、そし
て非喫煙者たちを、受動喫煙の大害から守るべく、ぜひWHOの標
準に従って欲しいものである。
害をなくすために浜松を中心として力を尽くしておられる加藤一晴
医師から頂戴した「禁煙うちわ」というものである。私は、このウ
チワを手に『枕草子』の講演をして、どうか一人でも多くの方が喫
煙などという百害あって真に一利なき愚行から足を洗われるように
一言お願いを申し添えた。聴衆は全員ご婦人がたで、喫煙者はおそ
らく一割にも満たない少数であったと思うけれど、その夫はおそら
く半分以上喫煙者で、その夫の吸うタバコから出る猛烈なる毒ガス
によって、受動喫煙の害を受け、肺気腫、肺ガンを始めとして、あ
らゆる病気を身に受けることになる、という現実に、ご婦人がたも
目覚めてほしいのである。そして、一日も早く、夫たちに喫煙をや
めさせるように努力してもらいたい、とそういう願いを申し上げた
ところである。ちなみに、会場となったホテルコンコルド浜松のロ
ビーには「喫煙コーナー」などというものが設置してあったので、
加藤医師と二人でホテルに申し入れ、よく考えてほしい旨を話した
ところ、翌日にはすべての喫煙場所がロビーから撤去されて、少し
でも安全な空間となっていたことを、私どもは嬉しく思った。すべ
てのホテル、レストラン、喫茶室、バー、などは今や世界標準と
なっている「完全禁煙」ということを断行されるよう、切にお願い
したい。禁煙にしても客は減らないということは、幾多の調査がこ
れを証明している。喫煙者を基準に物事を考えてはいけない。日本
の総人口の七割以上は非喫煙者なのだから。子どもや女性や、そし
て非喫煙者たちを、受動喫煙の大害から守るべく、ぜひWHOの標
準に従って欲しいものである。
2009年7月8日水曜日
夏の富士五湖
たいへんにながいこと、更新をさぼってしまってもうしわけありま
せん。じつは、猛烈な忙しさで東奔西走していて、六月いっぱいは
まったく寝る暇もなく、七月に入って、ようやく少しだけ時間がで
きました。東奔西走というのは、文字通りで、6/27に名古屋
でアーツ&クラフツの講演をしたことは、BBSにも書いてあると
おりですが、そのあと、また7/2に浜松で中日レディースサロ
ンというところの招きで、枕草子の話をしてきました。浜松への往
復は、中央高速から富士山麓に抜け、東名富士インターで東名に入
る、というルートを往還します。これが道々涼しくて景色もよく、
おいしいものもいろいろあって愉しいドライブです。この写真はそ
の途中、本栖湖で撮影したもの。夏の富士五湖はとてもよい景色で
す。空気はおいしいし。
せん。じつは、猛烈な忙しさで東奔西走していて、六月いっぱいは
まったく寝る暇もなく、七月に入って、ようやく少しだけ時間がで
きました。東奔西走というのは、文字通りで、6/27に名古屋
でアーツ&クラフツの講演をしたことは、BBSにも書いてあると
おりですが、そのあと、また7/2に浜松で中日レディースサロ
ンというところの招きで、枕草子の話をしてきました。浜松への往
復は、中央高速から富士山麓に抜け、東名富士インターで東名に入
る、というルートを往還します。これが道々涼しくて景色もよく、
おいしいものもいろいろあって愉しいドライブです。この写真はそ
の途中、本栖湖で撮影したもの。夏の富士五湖はとてもよい景色で
す。空気はおいしいし。
2009年6月9日火曜日
訂正とお知らせ
6/1付の本欄で、世界禁煙デーのことを書いたなかに、巣鴨のとげぬ
き地蔵さんで制作販売している禁煙ネクタイ、ということを書いた
が、その後、とげぬき地蔵のご住持で、なおかつ医師の来馬
明規さんからメールを頂戴した。なんでも、このネクタイは、とげ
ぬき地蔵さんのオリジナルではなくて、アメリカで販売されている
ものだそうである。早合点をお侘びして訂正し、同時に、ここにそ
の入手先をお知らせしておきたい。興味あるかたは、ご覧あれ。
き地蔵さんで制作販売している禁煙ネクタイ、ということを書いた
が、その後、とげぬき地蔵のご住持で、なおかつ医師の来馬
明規さんからメールを頂戴した。なんでも、このネクタイは、とげ
ぬき地蔵さんのオリジナルではなくて、アメリカで販売されている
ものだそうである。早合点をお侘びして訂正し、同時に、ここにそ
の入手先をお知らせしておきたい。興味あるかたは、ご覧あれ。
Can You make it any clearer? NO SMOKING! Tie
http://www.zazzle.com/can_you_make_it_any_clearer_no_smoking_tie-151576407102746272
2009年6月3日水曜日
口述筆記中
きのうから、新しく日経新聞社から出す本の口述筆記が始まった。
かくのごとく、編集者と筆記者を前にして、しきりと談じていると
ころである。こんどの本は、どうやったら無駄な金を使わずに合理
的な暮らしをするか、ということがテーマであるが、もともと、私
は「飲まず、吸わず、打たず、買わず、贈らず、投資せず、飾ら
ず」なので、暮らし方そのものが節約的なのである。まったくの
話、飲む、打つ、買う、なんてのを三拍子というけれど、なんでそ
んなことが面白いのか、理解の外の、さらにまたその外である。聞
くならく、世の中の作家連中は、銀座あたりの文壇バーなんてとこ
ろに出没して夜な夜な飲んだりするのが道楽らしいが、まったく時
間と金の無駄である。私は誰に誘われても、謹んでお断りして、一
切さような愚かしいところには出かけない。
かくのごとく、編集者と筆記者を前にして、しきりと談じていると
ころである。こんどの本は、どうやったら無駄な金を使わずに合理
的な暮らしをするか、ということがテーマであるが、もともと、私
は「飲まず、吸わず、打たず、買わず、贈らず、投資せず、飾ら
ず」なので、暮らし方そのものが節約的なのである。まったくの
話、飲む、打つ、買う、なんてのを三拍子というけれど、なんでそ
んなことが面白いのか、理解の外の、さらにまたその外である。聞
くならく、世の中の作家連中は、銀座あたりの文壇バーなんてとこ
ろに出没して夜な夜な飲んだりするのが道楽らしいが、まったく時
間と金の無駄である。私は誰に誘われても、謹んでお断りして、一
切さような愚かしいところには出かけない。
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