2020年12月2日水曜日

カードを作った


 

 私は手紙を書くときに、いつも手書きではなくてコンピュータで印字したものを差し出すのだが、それはひとつには私の字は読みにくいと多くの人に言われる関係で、まずはきちんと読めることが大切だと思うからである。書くということについては、それが手書きであろうと、コンピュータ印字であろうと、心を込めて書くという一点では、少しのかわりもない。ただし、手紙には、かならず自筆のペン書きのサインを入れることは勿論である。そうして、ただの印字便せんだけではなくて、かならずその便せんを四つに折って、自作のカードに挟んでお出しすることにしている。そのカードは、すべて私が自分で描いた絵をあしらったもので、何種類かを用意してあり、用途や季節に応じて適切なものを選んで使う。この度、また新しいカードを作成したので、ここもとお目にかける。これはイギリスの地方都市でみかけたチューダー様式の建築で、ハーフティンバーというスタイルのもの。おそらく16世紀くらいの古い建築だと思うけれど、イギリスでは別に珍しくはない。それをペン画に描いたものを、スキャンしてデータ化し、自分でこういうふうにデザインしてカードに作るのである。これまたなかなか楽しい手仕事である。

 

2020年11月23日月曜日

『源氏物語の楽しみかた』


 このほど、祥伝社新書の一冊として、『源氏物語の楽しみかた』という本を上梓した。この本は、もともと単行本の『謹訳源氏物語』の別巻として刊行した『謹訳源氏物語私抄』の改題再刊であるが、このような形にするに当って、再びよく校訂を施し、親本に散見した誤りはこれを正し、引用した謹訳についても、すべて『改訂新修 謹訳源氏物語』の本文に改めた。

 『源氏物語』は、非常に長い、またさまざまの要素が錯綜した作品ゆえ、ざっと一読しただけでは見えてこないところも多い。そこを、テーマを分け、ひろく作品全体を見渡しながら、この偉大なる作品の読みどころを考え、どう読んだら面白いところがくっきりと腑に落ちてくるかということを、私なりに縦横に論じたものである。いや、論じたといっても、学術論文のように堅苦しいものではなくて、気軽な読みものとして読めるように、誰でも理解できるように優しく楽しく書いたものである。ぜひ、ご一読をいただければ幸い。

2020年11月3日火曜日

『秋宵偶感』の動画アップ


 前回は、二宮さん作曲の『旅のソネット』の動画をアップしたのだが、それを歌ってくれたバリトン倉藤理大君のリサイタルで、アンコールで初演してくれたのが、新しい歌曲『秋宵偶感』であった。この歌のためには、倉藤君の澄明な声調で歌って貰えたのは幸いであったとおもう。そこで、『旅のソネット』と同じように、その歌に相応しい写真画像を番わせて、歌詩を字幕で示すという動画を制作して、これもYouTubeにアップしたところである。
 今回は、ロンドンの古い建物の写真は、私の手許にはあまり良いのがなかったので、友人でロンドン在住のアーティストであり著述家でもある、大澤麻衣さんにお願いして、彼女の撮影した厖大な写真のなかから適宜選んで提供していただくことになった。ありがたいことに、すばらしい写真を数多く送って下さったので、この歌のためには、なによりの力となった。
 作曲したのは、若き気鋭の作曲家深見麻悠子君である。深く考え、良く練った楽想で、私の詩を美しい歌曲に作ってくれたのを、私は心から嬉しく思っている。深見君は、次の作品も書き上げたところで、それも遠からず初演をしたいと思っている。とてもセンスの良い、また歌って気持ちのよい歌曲ができた。さらにそれをまた、こうして楽しくも味わい深い動画に作ってくれた井上迪子君にも、心からの感謝をしているところである。皆さまぜひ、この新しい歌曲をお聴き下さい。

 『秋宵偶感』  https://youtu.be/BEPODiu0GOg

2020年10月28日水曜日

旅のソネット 倉藤理大君歌唱の動画YouTube公開


  『旅のソネット』全七曲は、いままでにも、何人もの歌い手たちによって、さまざまな形で演奏されてきたが、最近、バリトンの倉藤理大君が、清水マリナート小ホールでのリサイタルにおいて、全曲通して、見事な演奏を聞かせてくれた。
 このほど、その録音が送られてきたのを機会に、これに、さまざまな風景写真を番わせて、歌詩を字幕で表示した動画を作成してみた。これを作ってくれたのは、わが秘書の井上君である。こういうふうに旅の風景写真といっしょに聞くと、また旅情を誘われることも一段で、倉藤君の透明な美しい歌唱もさらに引き立って聞こえるような気がする。
 下記のとおりのURLでYouTubeにアップした動画をご覧いただけるので、ぜひ訪れてみていただきたいと冀うばかりである。
 (ちょっと手直しして、ヴァージョンアップしました)


『旅のソネット』 Ver.2

2020年10月26日月曜日

安納芋の収穫


 去る、梅雨時のころに、安納芋を買ったところ、 ちょっと余ってしまった。
 そこで、何年か前にもやって大成功であったことを思い出して、空いていたプランターに種芋として植えた。そしたら、たちまちニョキニョキと芽が出て蔓が伸びて、こんもりと葉が茂った。それゆえ、日当たりの良いところに置いて、ときどき水をやって育てていたところ、酷暑の夏も過ぎ、秋になり、はや初冬に近づいてきた。
 そこで、きょう、孫どもがやってきたのを機会に、これをほりおこし、孫たち全員で芋掘りをしてもらった。一つ一つは小さいけれど、なりは立派なサツマイモで、さてこれが実際にどんな味になっていのか、しばらく乾燥させてから、石焼き芋釜で焼いてみようかと思っている。甘いだろうなあ、きっと。孫どもといっしょに食べるのが楽しみである。

2020年10月14日水曜日

オペラ源氏物語 MABOROSI 30分版


 

 昨日ご紹介した、『MABOROSI』の30分のダイジェスト版というものも出来上がってきたので、YouTubeにアップしておいた。

 ここに載せるには、あまりに巨大なサイズのファイルなので、これはYouTubeのほうでご覧いただくほうがよいと思う。

 https://youtu.be/ia-H-Ea_VdA

 このURLで、三十分版もご覧いただけるようにしてあるので、ぜひご一見のほど。

 

2020年10月13日火曜日

『MABOROSI 』オペラ源氏物語


  もう六年ほど前になるが、山梨県のコラニーホールで初演された、オペラ源氏物語『MABOROSI』のダイジェスト動画15分版が出来た。私が台本を書き、二宮玲子さんが作曲した作品だが、二宮さんの音楽は、過度に現代的ではなくて、日本語の台本を大切に作曲してくださっているので、日本人の心に素直に訴えてくる作品になったと自負している。

 もともとが山梨県のホールからの委嘱だったこともあり、今のところ東京などでの再演を果たしていないが、見て下されば必ず楽しんでいただける作品だという思いがあり、このたびあらたにデモ動画を作ってYouTubeにアップしたところである。どうか、皆さま、ぜひ一度この作品のサワリというべきところを、ご一瞥のほどお願い申しあげる。