2016年3月29日火曜日

デュエット練習


 昨日の日曜日は、信濃大町に集合して、北山吉明先生とふたり、今回のコンサートのための練習に励んだ。
 なにぶん今回は、初めて接する古い和製タンゴ(高木東六作曲)が何曲もあり、しかも独唱もあれば二重唱もあるというわけで、まずは少し回数多く稽古をしなくてはということになった。
 幸いに、北山先生の大町エコノミスト村内の山荘「蓁蓁居」も新装なって新居開きということになり、そのhouse warming を兼ねて、練習をすることになったのである。蓁蓁居は、私の山荘翠風居から歩いて二三分のところにある。
 いくつかの良く知られたアルゼンチン・タンゴも含めて、メインはタンゴ。コンサートも『タンゴの時代』と題したことゆえ、今回は、金沢在住のバンドネオンの名手力石ひとみさんにも加わっていただいて、タンゴ初心者たる私どもの、たのもしい支柱となっていただいた。
 今回の練習の伴奏ピアノは、金沢在住の中田佳珠(かず)さんが参加してくださった。
 美しい森のなかの蓁蓁居には、薪ストーブの火が燃えて、たいへんに居心地のよい家である(写真で私の顔が赤らんで写っているのは、ストーブの火が暑くて火照っているのである)。そこで、まずはこけら落としとして、こうして楽しく一日を歌い暮らした。まもなくチラシも刷り上がってくるので、そしたら、またここにそのチラシを掲載しようと思っている。乞う、ご期待。
 

2016年3月16日水曜日

私の朝食


 ずいぶんまた更新をさぼっていたことを申し訳なく思っています。
 じつは、『謹訳平家物語』の第三巻を書き上げるのに専念していたこともあり、なかなかここにご報告することがありませんでした。
 しかし、それも無事完了して、現在のところ四月の末には、第三巻がリリースされる見込みとなっております。

 さるところ、きのう、『サライ』という雑誌に頼まれて「私の朝食」という取材を受けた。しばらく前にも、別の雑誌で同じような企画があり、それにも出たので、やや重なるところが避けられないけれども、まあ朝食はそれほど変ったものは食べないので、すこしだけ変化をつけて出すことにした。今回の献立は、ほんとに毎日の朝食というのに近く、ご覧のように、ソーセージとブロッコリの茹でたのが主菜で、そこにフルーツトマトをサイドディッシュとしてつけた。これには「便利で酢」というトキワという会社の作っている調合酢と黒胡椒がかけてある。この食べ方はトマトの調理法としてベストではないかと、私は密かに思っているところである。主食としては自家製食パンのココナッツオイル焼き、それに自家製柿コンポートをジャム代わりに添えた。左上に見えているのはデザートで、これは「デコポンのピザ」である。なに、できあいのピザ台に、デコポンの実を剥いて散らし、そこに砂糖と黒胡椒を適宜蒔いてから、低脂肪の融けるチーズをのせて、250度で6分ほど焼いた、それだけのものだが、これがまた実に美味しいデザートである。たまたまピザ台とデコポンがあったので、試しに作ってみたら大成功であったという次第。どうか皆様もぜひ、夏みかんや伊予柑などでお試しあれ。ほかに、飲み物はミルクティ、そして無脂肪ヨーグルトとヤクルト400を一本。実際には、この朝食は二人前である。
 このサライの記事は、五月発売の六月号だという話なので、まだだいぶ先のことであるが、刊行の暁には、ご覧いただければ幸いである。