2009年6月9日火曜日

訂正とお知らせ

6/1付の本欄で、世界禁煙デーのことを書いたなかに、巣鴨のとげぬ
き地蔵さんで制作販売している禁煙ネクタイ、ということを書いた
が、その後、とげぬき地蔵のご住持で、なおかつ医師の来馬
明規さんからメールを頂戴した。なんでも、このネクタイは、とげ
ぬき地蔵さんのオリジナルではなくて、アメリカで販売されている
ものだそうである。早合点をお侘びして訂正し、同時に、ここにそ
の入手先をお知らせしておきたい。興味あるかたは、ご覧あれ。

Can You make it any clearer? NO SMOKING! Tie
http://www.zazzle.com/can_you_make_it_any_clearer_no_smoking_tie-151576407102746272

2009年6月3日水曜日

口述筆記中

きのうから、新しく日経新聞社から出す本の口述筆記が始まった。
かくのごとく、編集者と筆記者を前にして、しきりと談じていると
ころである。こんどの本は、どうやったら無駄な金を使わずに合理
的な暮らしをするか、ということがテーマであるが、もともと、私
は「飲まず、吸わず、打たず、買わず、贈らず、投資せず、飾ら
ず」なので、暮らし方そのものが節約的なのである。まったくの
話、飲む、打つ、買う、なんてのを三拍子というけれど、なんでそ
んなことが面白いのか、理解の外の、さらにまたその外である。聞
くならく、世の中の作家連中は、銀座あたりの文壇バーなんてとこ
ろに出没して夜な夜な飲んだりするのが道楽らしいが、まったく時
間と金の無駄である。私は誰に誘われても、謹んでお断りして、一
切さような愚かしいところには出かけない。

2009年6月1日月曜日

非喫煙の説

5月30日は世界禁煙デーということで、そのシンポジウムに於
て、『私の非喫煙の論』という基調講演をしてきた。
私はかねてから、熱烈なる禁煙主義者で、タバコは個人の嗜好だか
ら吸うのは自由だとは決して思わない。喫煙者自身の身体的損害は
もとより、その副流煙の危険性、火事や火傷の危険、町の汚染、タ
バコ農家の健康被害、あらゆる害毒を齎し、女性が吸えば胎児や子
どもに深刻な被害を及ぼし、なおかつ無数の病気の原因となり、そ
れがまた健康保険の財政破綻を惹起する。そして多くの死者や病者
が出る結果、国益を損なうこと夥しいものがある。しかも、食堂や
喫茶店などの喫煙は食味を損ない、七割に及ぶ非喫煙者に非常な不
愉快・迷惑をかけるし、とくに子どもづれの客の多いファミレスな
どで喫煙を容認しているのは、甚だしい時代錯誤である。分煙など
は全く不十分な措置で危険はほとんど減らないことは科学的にすで
に証明されている。どこかの大手ファミレスチェーンの経営者で、
時代に先がけて全店で全面禁煙を打ち出す先覚的な人は出ないもの
だろうか。そもそもタバコが財務省の管轄でタバコ事業法という法
律で守られているという状況からしておかしいのである。日本はタ
バコについては、まったく世界の後進国である。下のネクタイは、
巣鴨のとげぬき地蔵さんで制作販売している禁煙ネクタイ。