2013年12月31日火曜日

2013年はエポックの年


みなさま、たいへん長いこと更新をさぼっておりまして、まことに申し訳有りません。ともかく十一月十二月と、連日の猛スケジュールに追いまくられて、まったく余裕のない日々を送っておりました。
さて、この一年は、まことに有意義な、そして私にとっては、エポックというべき年になりました。
まず四月に『謹訳源氏物語』を書き終えました。
六月にそれが刊行となり、全十巻が完結しました。
十一月一日には、国文学研究資料館主催「古典の日」記念講演会で、源氏物語についての講演をしました。
十一月二十六日に、毎日出版文化賞特別賞を受賞しました。
いまは、源氏の素晴らしさ、面白さを伝えるために、各地へ講演講義に出向いています。
そのことが忙しさに拍車をかけたのであります。
そしてこうして、いよいよきょうは大年の日を迎えました。
明けて、正月三日、午後九時五分から十一時までの二時間枠で、NHKラジオ第一放送において、『丁々発止源氏物語』というトーク番組が放送されます。ぜひみなさまお聴きください。
写真、上は、毎日出版文化賞授賞式が椿山荘で開かれ、その受賞スピーチの様子です。
下は、上記のNHK放送の収録のときの記念写真で、ご出演の皆様。左から、歌人の小島ゆかりさん、日本文学者のロバート・キャンベル君、知花くららさん、私、そして服飾評論家の市田ひろみさん、です。楽しい収録でした。
みなさま、どうか来年もよろしくお願い申し上げます。