2009年9月11日金曜日

湖月抄

源氏物語の全訳は着々と進捗中ながら、九月に入ってからは、普通のルーティンの仕事も平行してこなさなくてはならず、なかなか時間の配分が大変である。この写真は、家蔵の『源氏物語湖月抄』江戸前期刊本で、なかなかよい刷りの本。近代の注釈書もむろん有益であれこれ参考にしているのだが、解釈に行き詰まったときなど、案外にこの北村季吟の注解がヒントを与えてくれることがある。家蔵本は『静修館図書印』の旧蔵印記があるが、この静修館がどこであるかは未考。