2019年4月27日土曜日
金沢モリスハウス
去る4月24日水曜日、金沢のモリス・ハウス(ウイリアム・モリスのレッドハウスを模した内外装の疑似的教会建築)で、今年のデュオ・ドットラーレ第一回のコンサートをやってきた。今回は、『望郷ソングス』というタイトルで、主に望郷の思いを歌った古今の歌曲を、独唱と二重唱で歌ってきた。
このモリス・ハウスは、もともと結婚式場として使われていた建物だが、今はもっぱらこうして音楽会のホールとして使用されている。音響は理想的で、じつに歌いやすい素晴らしい会場なのであるが、残念なことに、諸般の事情によって、まもなく取り壊されると聞いて、おおいにがっかりしているところである。
今回のプログラムは、小学唱歌や、歌謡曲なども含めて、多彩な内容で構成したのだが、私の独唱曲目は、日本の歌謡曲一曲と、英語の歌三曲であった。
青春の城下町(遠藤実作曲、梶光男のヒット曲)
Irish Lullaby
Galway Bay
Granny's Hielan' Hame
英語の歌三曲のうち、アイルランドの歌が二曲、そして3曲めのは、スコットランドの歌で、いずれも比較的新しい叙情歌であるが、アイルランド方言やスコットランド方言を歌詩に持つ特異な曲で、しかし音楽的にはいかにもノスタルジックで美しい。
北山先生は、皆さまおなじみの名曲、
北国の春(これも遠藤実作曲、千昌夫の大ヒット曲)
ならびに、イタリアの歌で、
帰れソレントへ
遥かなるサンタルチア
グラナダ
の3曲を、こちらはイタリア語で熱唱、大向こうからのブラボーを受けて盛り上がった。
伴奏は、金沢のピアニストで、中田佳珠(かず)さん。私共の音楽仲間である。