2017年11月7日火曜日

綾羅錦繍


 きのうの夕方、信州の山荘、翠風居に来た。
 三時間ほどの快適なドライブで夕方に到着したのだが、その頃には、もう黄昏ていて紅葉の色はよくもみえなかった。
 けれども、今朝目覚めてみると、窓外はまさに綾羅錦繍の紅葉で、見事な色彩である。
 幸いに、きのうもきょうも小春日和で、信州の山間で標高800メートルの当地でも、さまで寒くはない。これでもう少しすると、この紅葉も落ち尽し、やがて雪がやってくる。
 すでに北アルプスの高峰は雪を被って白く輝いている。
 里の田はすっかり刈田となり、そちこち野焼きの烟りが上がっていて、これで安曇野は案外と烟たい。
 しかし、山荘のあるあたりは雑木林に守られて、幸いに空気は清澄である。
 これから、まもなく熊どもも山へ冬眠に帰っていくであろう。