2013年7月6日土曜日

孫娘

六月の二十六日に、アメリカに住んでいる息子の家族が一時帰国して、目下隣の棟に暮らしている。息子自身は仕事で忙しくて来られないのであるが、その妻子だけが日本で夏二ヶ月を過ごそうということになったのだ。
息子には二人の娘がいて、上は四歳、下はやっと二歳になるところだが、それはそれは、ふたりともオシャマで、毎日見ていると楽しいこと限りが無い。
もちろん、さすがにずっと相手をしているのも疲れるが、そこはそれ、ジージはお仕事だからね、と言い聞かせれば、「じゃ、バイバイ」と隣の自宅へ帰ってくれるので、まあそれほど困りもしない。
むしろ問題は、この娘たちがまことに愛くるしいことで、とくに上の娘はもう言葉は自由自在だから、話をしていると感心することばかりだ。それゆえ、ついつい仕事をそっちのけにして相手をしてしまう。英語の本を読んでやるなんてのは、もっぱら私の役目だが、たいてい、長いものを読んでいるうちにすやすやと寝てしまうところが、まことにかわいらしい。
そんな日常のなか、きょうは、カメラの使い方を教えて、彼女は生まれて初めてカメラの撮影に臨んだ。
そのショットがこれである。手で持って撮るとどうしてもぶれてしまうので、テーブルの上に置いてシャッターを押させた。その加減で、私の頭の天辺が一部切れてしまっているが、そこはそれ、まあ見許すことにしたい。
この娘は、遺伝子的には、なにやら私自身にとても近いものを感じるところがあり、将来は楽しみだなあと、じつはひそかに思っているのである。まあ、ジジ馬鹿と笑わば笑えというところか。呵呵。