2014年2月14日金曜日

アクシデント

いやはや、大変に長らくのご無沙汰で申し訳ありません。
さて、きのう私は浜松の浜松市立高校というところに招かれて、若いころに挫折を重ねたことを話してきました。じっさい、二十代のころの私は、なにもかも志どおりにいかず、就職もなんどもなんども失敗で、なかなか辛い時期でしたが、今から思うと、それが私の運命であったろうと思います。
私の話が高校一年生の心にとどいたかどうか、それはよくわかりません。
ところが、この講演をするために、市立高校に到着し、大きな資料の鞄を手にもって玄関を入ろうとしたところ、なんとしたことでしょうか、玄関の泥落としマットに足を取られてばったりと転倒してしまいました。ちょうど一塁ベースへのヘッドスライディングというような格好で、盛大に倒れ、しかし幸いに反射的に両手が出て、わりあいにソフトランディングしたので、骨折とか腱断裂とかの重大な怪我には至らず、ただ全身の筋肉痛と、手で着地したところの手のひらの内出血だけで済んだのは、まことに幸いでありました。
その場ですぐに湿布と氷で冷やしたことも奏功したのか、痛みや腫れなどはまったくありません。しかしそれにしても、一歩間違えれば骨折とか、アキレス腱断裂とか、歯を折ったりとかの大事故に至る所でした。
結局、これが老化現象というもので、歩いているときにも重々足先に意識をして、ちゃんと爪先を上げて歩くことが大切と悟りました。
きょうはまた大雪。せいぜいまた転ばないように気をつけなくては!
林 望