2020年4月12日日曜日

作りました



 コロナ禍のせいで、閉門蟄居中ではあるが、とはいえ、毎日家の近所をせっせと約一万歩ずつくらい、強歩行をして運動と気晴らしに当てている。
 すると、近所の精肉店に「牛スジあります」という張り札が出ていた。
 ほんとうは、牛スジよりも豚スジのほうが好ましいのではあるが、この際、まずはこの牛スジを買い求めて、煮凝りを作ることにした。
 また、去年拙宅の庭の梅で作った梅ジャムがそろそろ払底してきたので、ついでのことにマーマレードを作ることにもした。それで、愛媛県産の木成り晩橘柑というものを買ってきた。よくよく表皮を洗浄してから、このままではちょっと苦味が勝ちすぎるので、外皮を半分剥いて、それからごく薄い輪切りにし、あとは黒胡椒を少々挽き入れて砂糖で煮ただけであるが、ほどよく苦み走った大人のマーマレードが出来た。これが四個で四瓶、まあ一ヶ月や二ヶ月は楽しめる。
 牛スジは、まずよく洗ってから、水に投じて火にかけ、生姜をへぎ切りにしたものを加えて下ゆでする。充分に火が通ったら、湯は捨て、またさんざん水洗いしてから、線維を断ち切る方向にごくごく薄くスライスし、そうして本煮。清酒、味醂、醤油、細い千切りにした生姜、さらに薄切りの玉葱と輪切りのトウガラシ、ほんの僅かの酢を加えて、落とし蓋でことこと煮ること一時間半ほど。あとは密閉容器に移して冷蔵庫で冷やすと、美味しい牛スジの煮凝りができる。ははは、きょうの夕食は、これがメインである。しかもコラーゲンたっぷり。おいしいぞ〜〜。